殺意の対談 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 雑誌の対談形式の中で、それぞれの人物の心情(というか抱える毒)が展開され、各対談参加者間の直接・間接の繋がりが見えてくる連作短編集。本人が本人の心情を頭の中で思っているだけにしては、やや違和感を感じる箇所も少なくないし、それを叙述トリック的に使うのは無しでしょうとも思うけど(やられた!より、後出しじゃんという気持ちになってしまう)、全般的には楽しませてもらった。殺意は別として、現実の対談も本音部分こそドロドロで面白いんだろうなぁ(笑)。

  • 初読みの作家さん。元芸人だそう。先日購入した『神様の裏の顔』と同じ作者だったとは気づいてなかった。
    全編、対談で構成されている異色のミステリー。短編集かと思ったら長編やった。
    裏切りとどんでん返しの連続で、面白く読めた。著者の他の本も読むのが楽しみになった。

  • 各章が雑誌の別々インタビュー記事になっており、その繋がりを追うのがとにかく楽しい。色々な情報を繋ぎ合わせて推理しながら迎えるラストは意外性もある。

  • お互いの本音

  • 話し口調が多くてとても読みやすい。
    雑誌対談の文面は普通なのに、裏で考えていることが過激で面白い。
    それぞれの回想のような書き方なので、殺人が非常にさらっと描かれているところも良い。

  • 人気作家・怜子と若手女優・夏希の誌上対談は、和やかに行われた。……表向きは。実は怜子も夏希も、恐ろしい犯罪者としての裏の顔を持っていて……。対談と心の声で紡がれる、究極のエンタメミステリ。

    ※本書は二〇一五年六月に『私情対談』として小社より刊行された単行本を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。


  • やはり面白い
    でもなかなか入り組んでる

    しかし3冊続けて読んだら ちょっとお腹いっぱい

  • まぁ、形式は面白いが、なんか落ち着いて読めなくて2話にて中断。

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著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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