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みんなの感想まとめ
平面世界の住人が描く、次元の概念を探求する物語は、読者に深い思索を促します。主人公が二次元の世界から一次元、さらには三次元に至るまでの交流を通じて、異なる次元の理解の難しさとその面白さを巧みに表現して...
感想・レビュー・書評
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タイトルの「フラットランド」とはFlat Land である。平面世界ね。
四次元やその先を理解したくて読んでみた。
ここまで平面世界の住人の世界観を技巧的かつ主観的に表現した作品は類を見ないのではないか。
「女性たち」に対する、稚拙で悪意に満ちた表現について、当時のヨーロッパ世界を風刺したとあとがきに書かれている。冒頭に注釈付けておいてよ、と言いたいくらいめげる。実際中世はサル以下扱いで酷かったと言われるが、まあそのへんが不愉快極まりない。仕方ないが終始うんざりしながら読了。
我々三次元に生きる人間がメモを取るとき、どうしても「書かれる媒体」は二次元になる。紙がわかりやすいが、スマホやパソコンの画面(3DCAD等)でも結果的には二次元として反映される。
それと同じようにフラットランドの主人公がここぞという場面で「書いて保存」しようと試みた際に、線(一次元)しか書けなかった絶望には心底唸った。
四次元とは、立方体を任意の方向へずらすことだそうだ。大量の図を書きながら頭を整理して読んでいき、その時は次元の仕組みがなんだかわかった気になって、しかし今日も忘れて生きている。
人間なんてそんなものだ。理系の絶望に打ちのめされた文系は、開き直って抽象化という逃避行に出かけていくため、毎朝毎朝ちがうドアを開け続ける。
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学生時代に読んだものの、「なんか二次元世界の主人公が他の次元世界に迷い込んでおかしくなる話」くらいの記憶しかなかった本の再読。
結論としては記憶していたこと以上に特筆すべき内容はない。
序文とかで言及されるフラットランド世界の女性蔑視に関しては、そもそもフラットランドが(当時の)現代社会のメタファーってわけでもないし、もちろんユートピアですらないので、どうこう考える意味を見出せない。
どちらかというと「低次元=低文明」であり高文明の存在が低文明の住民に福音を与える、みたいなクソ傲慢な考えが無批判に語られていることが気になって仕方がなかった。著者はヴィクトリア朝のイギリス人の坊主か…だとするとこういう差別的考えがスタンダードなんだろうなと思うけど、今読んで面白い要素ではない。
その辺を全部なかったことにして読むと本当に「次元が異なる住民のそれぞれの価値観から生まれるズレた交流」くらいしか面白ポイントがない。
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