- Amazon.co.jp ・電子書籍 (235ページ)
感想・レビュー・書評
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レコード会社を立ち上げた、敏腕プロデューサーすみれの物語。音楽業界ってこんなに忙しいのか!と改めてびっくりしましたが、そこはジェットコースターのようなストーリーで作品を彩る面白さでもあります。すみれやその仲間たちのやりとりがとても明るくてあたたかくてよい感じ。読んでいるうちに前向きなエネルギーをもらえます。東京→故郷の海→東京と進む時間の緩急もあって、すみれの人柄に深みを与えています。
以外な伏線も回収されて、最後まで楽しめました。
連ドラ化してほしいです。
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元気が出るお話でした。
困難であればあるほど、それに向かって諦めないで頑張っている人は、かっこいいし、輝いていて美しい。
夢が叶う、夢が叶わない、の違いはなにか? 本文中に書かれているけど
輝いている人は美しいな、そんなひとは、まわりの人を明るくしているな、と素直に感じて読めれば。
登場するのはそんな社長すみれさん(smileさん)。
小さなお嬢さんもまた愛おしい。うちのこもそんな頃があったな~
社訓・挨拶もなかなか粋でした。 -
温かい世界観が大好きな森沢作品とあって、期待感に満たされつつの読書。
自分が惚れ込んだバンド「DEEP SEA」のために会社を設立し、孤軍奮闘するすみれ。
公私すべてをバンドに懸けるその姿が本当に「まっしぐら!」という感じ。
仕事に恋に、へこんでも、壁にぶち当たってもそこで終わらない。
お仕事小説でありながら、父娘の描写も細やかで個人的にかなり好きでした。
作品のあちこちでクスッとなって和んだし、心もぽかぽかになりました。
幸せを感じられる温かいラストに、もっと他の作品も読みたくなりました♪ -
森沢明夫さんの小説3冊目、いや4冊目?
だんだん、暖かい我が家、みたいな気がしてきました。
レコード会社を飛び出して、自分の会社を立ち上げて、お気に入りのミュージシャンのプロデュースをすることに真剣に取り組んでいる30代独身女性の主人公・佐倉すみれの、恋と仕事と友情の物語〜。
「すみれ」という名前が「Smile」から付けられたってことから、「笑顔」を大切にしているっていうのがなんとも素敵。
難しい科学本やら、裏切りのミステリーの合間に、ほっとできる小説でした。
読んで幸せになれちゃいました。
ピー・ナッ・ツッ! -
読みやすく前向きになれる。
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イケイケでバリバリな女社長のすみれが、挫折し、友人たちに慰められ、立ち上がり、奮起する話。
女社長とはいうが、アーティストが1グループいるだけのひとり会社。その1グループにほれ込み、売るために、彼女ががんばってきた。彼との雲行きも怪しければその唯一のアーティストとの雲行きもあやしい…………!彼女の人生はどうなるのか!?
森沢明夫の本なので最後はこちらも元気になれる結末を迎えるので安心。ローキックはやりすぎじゃない?と心配になるが…。寡黙だけどポエムメールを送ってくる父が良い味だしてていい感じ。 -
笑顔を大切にしたくなる本。
仕事に奔走するすみれが中心となる。仕事に対する熱意が感じられ、自分ももう少しがんばってみようと思えた。
仕事の話題が中心にも関わらず、話の展開やテンポ感、人とのやりとりなど、全体的にポップで堅苦しくなく読みやすかった。
笑顔で、全力で、自分に正直に生きようという勇気がもらえる。 -
私は佐倉すみれ、32歳、独身。大手レコード会社を辞めて自分でレコード会社を立ち上げた。独立してから予想以上に毎日忙いけど充実した日々を送っていていた。大好きな彼・亮より仕事を優先していたら、ある日「バイバイ」とメールがきてしまい……。もう、私は仕事に生きる! と思った矢先。社運がかかったライブ当日追い打ちをかける事件が起きた! 2011年春に映画化も決定した『津軽百年食堂』の著者による爽快ジェットコースター物語!