薬屋のひとりごと 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • アニメが話題になっているようで見よう見ようと思いつつまだみていなかった。なので、マンガで様子をみてみた。

    後宮に仕える下女が薬の知識を持っていて、後宮で起きる出来事に対処する話。
    ドラマなんかでもありそうな設定だけど、毒物や食べ物の薬効を豆知識として知ることができるのは楽しいと思った。

    途中主人公の猫猫がかつて薬や毒の知識を得るために自分の体に色々塗ったり、蛇に噛ませたりしているシーンが出てくる。実際、そういう事を試した人も沢山いたんだろうが、命懸けだなと感心した。そんな人々の努力と好奇心の上に今の私たちの生活があるのね。

    感謝です。

    面白そうなので、この後はアニメで確かめよう笑

  • インターネット掲載の小説の漫画版ということで内容はそのような感じなのは前提で、そうした類が好みではない人は最初から手に取らないほうがと思う。ライトノベルズやネット小説と昔ながらの正統派な小説は愉しみ方や求められるものが違う。

    どうやらコミカライズは2種類あるらしいがイラストが女性向けに感じたこちらを選んでみた。

    主人公の少し古めのオタクっぽさ(世をななめにみているかんじ)は苦手。
    しかし世渡りやアメとムチ、交渉術や何もかもさらけだして暴けば良いわけではないことを知っているあたりがとても面白くて、こういう感性と真逆のオタクっぽさを組み合わせたセンスとなじませ方がいいなと思った。

    時代考証などは深くはわからないしネット小説でそこまでこだわる必要もないという考えなのでそのあたりについては適当でいいと思う。
    細かいところは気にせず、大奥という華やかさと人間関係、後に出てくる花街の実際を愉しむべき作品だと思う。
    主人公のオタクっぽい態度を読みふけりそちらに自分のメンタルが偏るのが嫌なので手元には置かないが、レンタルで追っていきたい漫画。
    原作もちょっと読んでみたい気持ちにもなった。

  • 猫猫のキャラが良くて、面白い。アニメが楽しみ❣️

  • 浴場で妃たちのマッサージのお仕事。ほわほわとしていて、クールな猫猫もどことなく幸せそう。いずれこの3人が別の道を歩むと思うと少し心が痛いので、せめてこの時期は3人にとって人生で一番に近い幸せな時期であることを祈りたい。壬氏さま、あまり好きになれないままここまで来たなぁ。今回も。玉葉さまが変わらず健やかなのも安心。

  • 地声で地味なオタクキャラがギャップで殺す2024年最先端恋愛を描く古代中華ファンタジー。これまでの「凛々しく強く美しい男のような女像」をぶん殴り欲望のままに薬品を追い求め、うっとりニヤニヤしながら知識を吸い込んでいることが社会の役に立ち、嫌悪の眼差しでさえ「背筋にゾクゾクくる」と妓女のように人を惹きつける。

    アナ雪の「ありのまま」からさらに動物的で愛されてしまう「猫のまま」的な女性のあり方。

    最新巻までは読了済み。アニメも済み。
    続きが気になりすぎてWEBの原作を読んでいる。

    声優によって生命を吹き込まれた人物たちが脳内再生しながら読むWEB小説も楽しいもの。

    猫猫の地に足ついた在り方はすごく好ましい。ただし壬氏と雀さんにはいつもツッコんでばかりいる。

  • 猫猫の性格も好きだし、素直に面白い。玉葉妃の面白いもの好きで身分に囚われない様子も好き。

  • アニメ化されたというのもあって読んでみた作品。

    かどわかされて茘国の後宮に売られ、宮女として働いている少女・猫猫のお話。彼女は花街の薬屋の娘で、しかも探求心旺盛なので、薬/毒には詳しく、字も読み書きできる。だからといってそのスキルを生かして出世したいとか、そういう野望は持っていない。位が上がると面倒ごとも増えるだけだし、平民の扱いの軽さも理解しているから。中華調後宮ファンタジーでは、少女が主人公の場合に意外と「出世しないで普通に勤め上げたい」という設定がされているものを見ることがある。家名が普通の生き方の邪魔になるほど高いとか、無駄に自己肯定感が低いとか、いろいろ理由付けはあるけれど、猫猫の場合は花街暮らしで培われたと思われる、人生への諦観が大きなファクターになっている。

    そんな猫猫がある日、妃どうしの争いを目にし、その原因を察してしまったことから、物語が動き出す。この争いの元が解決したことで、後宮で天女のごとき美貌、甘露のごとき美声と称賛を浴びる「暇人宦官」壬氏にだまし討ちのようにスカウトされてしまい、そのスキルを使っての宮仕えが再スタートする。

    毒物混入への対応や病の治療と、素材はいかにも後宮もの的なウェットさを感じるが、総じてすっきりした話の作りで、ライトなミステリーとして楽しく読める。壬氏がどんな人物かはわりと早い段階で感づいてしまう読み手が多いだろうが、まあ、シリーズ物になれるかは人気次第なので、短期で終わるリスクを考慮して重要人物に対するフラグのタイミングが早めになるのは、それはそれでいいと思う。というか、猫猫の人生もかなりすごくないか(こちらは、人気シリーズとなったことで可能になった作劇かなと思うけど)。

    現在はスクウェア・エニックスと小学館でそれぞれコミカライズされているが、こちらは地の文をナレーションあるいは猫猫のモノローグとしてコマの中に枠囲みで置き、原作小説で語られる要素を逃さないようにしている。作画については、小学館版よりも登場人物の容姿に丸みがあって、髪もボリューミーに描かれているので好みが分かれると思うが、個人的には、決めのポーズなどの描き方はこちらのスクエニ版のほうが好み。

  • ローテンションな主人公が、冷静なんだけど、情もあって面白いです!

  • キャラクターの配置は古典的な少女漫画風だが、魅力的で綺麗な作画に惹き込まれる。
    金田一少年の少女版のようでもあり、先が楽しみで読み進めたくなる作品。

  • 中華題材にするのであれば,せめて「絶壁」などと本当に胸が豊満であるかが重要であったかくらい調べるべきなんじゃぁなかろうか? 

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