21世紀の「裏」ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑 (未来文庫) [Kindle]

著者 : 高城剛

• 2017年9月6日発売

感想・レビュー・書評

[kei_mさんの感想 · 2017年11月3日]

アイドル、闇金、スカウトマン、キャバ嬢、読者モデル、AV女優、ホストへのインタビューした対談集。
驚くような話はなかった。
インタビュアーが喋りすぎて、相手から話をあまり引き出せていない。
(電子書籍 kindle)

[モヤシRさんの感想 · 2022年9月1日]

普段知ることのできない職業の裏側を知ることができた。
特に今後の行動に活かせる部分はなかったが、話のネタにはなりそう。

[柏原 元さんの感想 · 2020年5月17日]

こんな世界もあるんだなーと知っておくのも、見聞を広めるという意味で良いんじゃないでしょうか。

[nobu2kunさんの感想 · 2019年12月30日]

「# 21世紀の「裏」ハローワーク: 人には言えないもうひとつ の職業図鑑」未来文庫、高城剛著
Day19
日曜なので軽めのネタで。なかなか表には出づらい稼業の当事者に著者がインタビュー、収入はじめ、実際のところどうなのよ？と切り込む企画で、なかぬか面白い！
1）アイドルギャラ飲み
そこそこ売れてるタレントやアイドルも月給は5-10万円と信じられないほど安い。西麻布あたりで金もらって飲み会に付き合う。パパ活的なものに加え、店からのキックバックも。
「たとえば、ウォッカって透明じゃないですか。 ウォッカ飲むときに、隣に水の入ったグラスを置いと くんですよ。 ウォッカを口に含んだ後、こっそり水の中に吐くんです」…この辺りまで来ると、アイドル…でなくても。
2）スカウトマン
「女の子」をスカウトすると、その子が働いている間、ずっと「スカウトバック」という手数量が入る。それが10%だった場合、毎月 20 万稼ぐ女性を1人スカウトすれば、永続的に毎月2万が 入ってくる。やはり、フィービジネスはおいしいね。
さらにスカウトを組織する立場になると「年収で言ったら、2、3千万ですかね」、ちょっとした外資系のカントリーマネジャ級？！ 昨今では、街頭でのスカウトは条例等で規制対象となり、いまはネットに主戦場が移行。ここでもIT化の波が！
中ほどで語られる、「女の子クロージング」テクニックはすごい、要メモだ（「ポッサードの法則」が適用可能と）。
3）セクシー女優
われわれの世代にはAV女優と言った方が分かりやすいが。主演した場合のギャラは80万円〜、ただし「企画」と呼ばれる数で行くパターンのものだと、そういうことをやっても数万円しかもらえない…妥当な線なのかなぁ？
悪質なところだと、先に整形させてその借金を返させるとか、一時期問題になった「強要」も。
日本だけだと市場が限定される上、中国では「セクシー女優やってたことがマイナスイメージにならない」ので中国語も勉強中。今度は国際化の流れ！（この流れでは蒼井そらさんが有名ね）
4）ホスト
ホストクラブでは、お酒は市価の10倍（普通の飲食店は3-4倍が相場）、特別な時間を過ごす対価なのだ！
売上の半分がホストの取り分。これは意外！ せいぜい3割程度かと。最高売上は月間1千万だったので、月収は500万。グループ最高齢は65歳。モテたいという気持ちさえあれば、なんとかなるとのこと、我々も今からでも…、いやいや（笑）。
ジョブスのカリスマ性 － RDF（reality distortion field）と評される － に近いものがある！？
5）キャバクラ嬢
年収3千万、のっけからビックリ。アンチエイジング系には金をかけるが、飲み食いは、同伴、アフターで、ほとんどかからない。さらに、着るもの、持ち物は、現物が。さらに複数来れば、コメ兵へ。
やはり、こういうところから税金取るには消費税しかないわな。
ただし、契約形態はあくまでも時給アルバイト。業務委託のホストに比べると、割りは悪い？（章末のキャバ嬢平均年収資料によると東京都のみ443万、以外は400に届かない、「副収入」があるとはいえ、なかなか厳しそうだ）。
6）闇金
個人的には最も関与度合いが低いというか、未知の世界。取材相手にもよるのかもしれないが、これまでの登場人物に比べると悲惨な人生。名簿業者から出たリストに1日5百件に及ぶコールドコール、時には違法行為を犯し、その筋に暴力行為をうけつつも、「上司」の指示は絶対で、厳しく取り立て、資金を回収せねばならない。で、利益が数千万単位で上がっても給料は2-30万。
この人の人生もさりながら、そういうところ（10日で利息3割！）で金を借りざるを得ない人の心理描写は興味深い。
また、この業界もら規制強化の中、ネットを使ったリタゲ（リターゲティング）マーケティングが、顧客拡大の秘訣として示唆される。
7）読モ
プロのモデルと異なり、衣装もメイクもすべて自前。数千〜数万のギャラでは、全くの赤字。
企業から依頼を受けインスタ等で稼ぐ。せいぜい月収、数十万。あとは、冒頭のアイドル・タレントのような稼ぎ方。
100万円おじさんの話。食事会に4人の女性を呼び、全員にバーキンを渡した段階で…
「『僕の気に入った子には、バーキンの中に100万円入れてあります』っ て言うらしいんですよ。 」
「じゃあ、狙った子に100万円の入ったバーキンを渡している」
「そして、家に帰った後でバーキンを開けてみたら、4人全員のバッグに100万円が入っていたらし いんですよ。」
やっぱり税金取らなきゃ！
しかし、章末のデータによれば「読モ」の多い大学2位が早稲田、3位の青学より上というのは時代の流れを感じる。

[能戸淳（じゅんじゅん）さんの感想 · 2018年12月8日]

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[シンヤヨシユキさんの感想 · 2018年7月17日]

なにかとある世間の裏業界での経験者または現役による、業界事業、給与事情を対談形式で明らかにしていく。やはり対談に応じている人はその道の成功者。各業界の厳しさ、つらさをしっかりと乗り越えているプロらしさが感じられる。読んでしまえばそれまでだが、いろんな業界があるものだ。

[kanabun_desuさんの感想 · 2018年6月2日]

暇つぶしには良いです。他は特に無い。

[ma777さんの感想 · 2018年2月28日]

大体想像通りで大きく予想を裏切らなかった。
裏というからにはもう少し犯罪色を出して欲しかった。
読者モデルやホスト、キャバ嬢は「夜」であって「裏」ではないのでは？
元麻薬密売人とかオレオレ詐偽とか本当になにをしているのかわからない人たちの話が聞きたい。
さらっと読めるので知識を増やす役目は果たしてくれる。

[junco0424さんの感想 · 2017年11月21日]

読み放題
知らない世界についてちょっとわかったけど、だからといって特別な感想はないかなぁ。
正直、こんな仕事を選ばなくてよかったなと言うか…
そのくらい。

[warachiさんの感想 · 2017年10月25日]

まともに人生を歩んでいる人からすれば、アンダーグランドま世界が広がる一冊。一度は麻布に行ってみたかったがこれをみてやめようと思った。AV女優も食えない人がかなりの割合でいることに驚いた。 ギャラ飲みをやってみたいですね。

[はなちょろさんの感想 · 2017年9月19日]

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著者プロフィール

高城 剛（たかしろ つよし）
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、ＮＩＫＥ、ＮＴＴ、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか？』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか？』『カジノとＩＲ。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』（集英社）、『ヤバいぜっ！　デジタル日本』『オーガニック革命』（集英社新書）、『2035年の世界』（ＰＨＰ研究所）、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』（パブラボ）などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」