フランスの詩人。メッスに生まれ、パリに暮らした。合同詩集『現代パルナス』でデビュー、その後3冊の詩集を刊行するが、パリ・コミューンへの傾倒、ランボーとの関係によって詩壇で孤立し、1872年妻子を捨ててパリを出奔。翌年ブリュッセルでランボーを拳銃で撃ち有罪判決を受ける。獄中でカトリックの教えに立ち戻り、釈放後はイギリスで教師もつとめたが、フランス帰国後は再び飲酒と漁色に溺れて身を持ち崩す。貧窮の一方で名声は高まり、「デカダンス」の首領として次代を担う若手文学者の尊敬を集めた。
「2019年 『呪われた詩人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」