- Amazon.co.jp ・電子書籍 (590ページ)
感想・レビュー・書評
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久しぶりにページを捲る手が止まらない小説に出会った。最初から最後の一文まで、読み終わった後の余韻まで素晴らしく良かった。読めて良かった。
ただ、訳者の方が後書きで「翻訳の結果としての日本語」を書いたと記していたが、それが本当に残念だった。「大圏」くらいわかるので造語を使わず注釈付きでそのまま書いてほしかった。どこまで原文通りなのか全て疑いの目で見てしまう。ところどころ言葉の訳し方も不思議だった。とても勿体ないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一気に読めて、読み終わった途端にむむ?と最初からもう一度読みたくなるんだから、面白本には違いない。
なるほど各種年末ランキング上位もむべなるかな。 -
我が人生一のミステリー小説の中の一作品!
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最後の話の終わりが予測できず面白かった。社会派と本格派の組み立てがこのようにできるとは思わなかった。種明かしが長すぎる感じがした。
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近年、チャイニーズSFにいい作家がどんどん出てきているので、ミステリーもどうかと思って試してみたら、最高の警察ミステリーにめぐり逢いました。
香港警察で名探偵と呼び声の高いクアンの、顧問時代から新人時代に遡る形の中編6つ、全て粒揃いの秀作。
時間を戻ることで、登場人物の人間関係や信頼関係がどのように構築されたか納得できるし、何より騙され感がすごい。香港の歴史や時代背景も織り込まれ、読み応え十分です。 -
「あるかもしれん。ないかもしれん」クワンは両手を広げて、笑った。「事件のディテールなど、九割は役に立たん。しかし、往々にして、残り一割のなかに事件を解決する手がかりがあるんだ
自分が担当する技術分野の日英ポータルサイトを読むようにしました。研究者や設計者から聞けた情報では聞いた時点でもう遅い。常に自分から情報を取りに行く必要があると感じています。
先日もある会社の知財情報に関する問い合わせを受けました。その会社のニュースを把握しておらず、少し時間下さい、となってしまいました。自分でニュース読んでたら、はいこれです、すぐに提供できただろうに、と思います。
技術情報仕入れるだけでなく、知財屋として常にその情報を知財に結びつける習慣が必要だと思います。 -
読んだ!面白かった‼︎
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中国語にて読了。やはり小説は原語で読むに限ると思う。エンターテイメントとしては非常に面白かったが、文学ではない。また香港知らない人でも気軽に楽しめるとは思うが、香港を知っていると百倍面白い小説。
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FBで知人がおすすめしていて、一気読みしました。同作者の本、年末にまた読んでみようと思います。