明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 幕末から現代に至る長州人による歴史の改ざん(勝ては官軍、負ければ賊軍)を書いている本。正しいかどうかは分からないが歴史の見方が変わる。物の一面からだけの見方をするなということ

  • ・2/3 読了.今年の大河ドラマが西郷さんなのもあって、明治維新150年目に明治維新なんてものは存在していないという立場の著者の本を読むことにした.確かに自分も以前からなんか幕末っておかしいよねって思ってたから、納得する主張も多々見られた.薩長が攘夷を主張してたのに下関戦争と薩英戦争で酷い目にあってからは幕府が列強国の圧力に負けてしたのと同じ開国に傾いていったんだから、攘夷を理由に対立すること自体おかしい.しかも幕府が反朝廷というわけでもなくあくまで尊王の立場だっただろうから、その観点でも薩長が幕府と対立することがおかしい.結局薩長が言いがかりをつけて討幕して天下を取りたかっただけなんだよね.東北の悲劇については著者の言う通り無くても済んだ出来事だっただろうけど、維新が日本の急激な近代化のきっかけにはなったんだろうと思う.その後の対外的な大戦への原因をこの維新のみに求めるのはさすがに無理があると思う.

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著者プロフィール

原田伊織(はらだ・いおり)
作家。京都伏見生まれ。大阪外国語大学卒。2005年私小説『夏が逝く瞬間(とき)』(河出書房新社)で作家デビュー。『明治維新という過ち』(毎日ワンズ)が歴史書としては異例の大ヒット作となり、出版界に明治維新ブームの火をつけた。「明治維新三部作」として、『明治維新という過ち』『列強の侵略を防いだ幕臣たち』『虚像の西郷隆盛 虚構の明治150年』(共に講談社文庫)がある。その他の著書に『官賊に恭順せず 新撰組土方歳三という生き方』(KADOKAWA)、『明治維新 司馬史観という過ち』(悟空出版)、『消された「徳川近代」明治日本の欺瞞』(小学館)、『日本人が知らされてこなかった江戸』『知ってはいけない明治維新の真実』(共にSB新書)など。雑誌「時空旅人」に『語り継がれなかった徳川近代』を連載中。

「2021年 『昭和という過ち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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