奈良まちはじまり朝ごはん (スターツ出版文庫) [Kindle]

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  • スターツ出版
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感想・レビュー・書評

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  • 奈良町の、朝ごはんのみを提供するお店を舞台にしたお話。

    その朝ごはんは、あたたかい和食で、メニューは一つのみ。あたたかいというよりは、熱々のごはんを、フーフーいいながら食べるという感じです。あたたかい朝ごはんを食べて、心をゆるませて、悩みを少しでも和らげていけたら、というコンセプトのもと、やっているお店です。

    このお店で働く、主人公の詩織ちゃんが、お節介焼きで、お客さんの悩みに首を突っ込み、悩みを解決してあげようとするのだけれど、変な思い込みや、勘違いで余計こじらせてしまいます。でも最後には問題解決。良かったですネ、という流れで、お話が進んでいきます。

    詩織ちゃんは、あまり好きにはなれなかったけれど、お話の空気感は良かったです。メニューのレシピも載っています。熱々のおいしそうなイラスト入りです。

  • 息子が学生生活を過ごした奈良が舞台の小説。ならまちもよく歩いたので、懐かしさも感じながら読了。

    朝ごはん専門のならまちはずれの小さなお店。何人かの常連さんのエピソードが、それぞれが抱える事情に沿って展開。それらは同じようなことの繰り返しや「霊」の出現などもあり、時に引き気味になる場面もあったが、ならまちの雰囲気に惹かれながら読み進めた。

    観光地としては京都に比べると少し地味な奈良。
    息子は住んでいる町を一緒に案内してくれたので、ならまちあたりをよく歩いた。京都よりもお店との距離がぐっと近いような感じを持ちながら、次々中に入っていったのを懐かしく思い出す。

    久しぶりにまた訪れたいと、この本を読んで思った。

    • しろくま みかんさん
      やさしい感想にほっこりしました。奈良は京都と同じように歴史のあるまちですけれど、京都ほど忙しなくない、落ち着けるまちですよね。
      やさしい感想にほっこりしました。奈良は京都と同じように歴史のあるまちですけれど、京都ほど忙しなくない、落ち着けるまちですよね。
      2022/10/09
  • おいしいから
    新しい一日が始まる

  • 初読み作家さんです。
    出てくる料理はうまそげ

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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