- Amazon.co.jp ・電子書籍 (312ページ)
感想・レビュー・書評
-
奈良町の、朝ごはんのみを提供するお店を舞台にしたお話。
その朝ごはんは、あたたかい和食で、メニューは一つのみ。あたたかいというよりは、熱々のごはんを、フーフーいいながら食べるという感じです。あたたかい朝ごはんを食べて、心をゆるませて、悩みを少しでも和らげていけたら、というコンセプトのもと、やっているお店です。
このお店で働く、主人公の詩織ちゃんが、お節介焼きで、お客さんの悩みに首を突っ込み、悩みを解決してあげようとするのだけれど、変な思い込みや、勘違いで余計こじらせてしまいます。でも最後には問題解決。良かったですネ、という流れで、お話が進んでいきます。
詩織ちゃんは、あまり好きにはなれなかったけれど、お話の空気感は良かったです。メニューのレシピも載っています。熱々のおいしそうなイラスト入りです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
息子が学生生活を過ごした奈良が舞台の小説。ならまちもよく歩いたので、懐かしさも感じながら読了。
朝ごはん専門のならまちはずれの小さなお店。何人かの常連さんのエピソードが、それぞれが抱える事情に沿って展開。それらは同じようなことの繰り返しや「霊」の出現などもあり、時に引き気味になる場面もあったが、ならまちの雰囲気に惹かれながら読み進めた。
観光地としては京都に比べると少し地味な奈良。
息子は住んでいる町を一緒に案内してくれたので、ならまちあたりをよく歩いた。京都よりもお店との距離がぐっと近いような感じを持ちながら、次々中に入っていったのを懐かしく思い出す。
久しぶりにまた訪れたいと、この本を読んで思った。-
やさしい感想にほっこりしました。奈良は京都と同じように歴史のあるまちですけれど、京都ほど忙しなくない、落ち着けるまちですよね。やさしい感想にほっこりしました。奈良は京都と同じように歴史のあるまちですけれど、京都ほど忙しなくない、落ち着けるまちですよね。2022/10/09
-
-
おいしいから
新しい一日が始まる -
初読み作家さんです。
出てくる料理はうまそげ