- Amazon.co.jp ・電子書籍 (266ページ)
感想・レビュー・書評
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隙間時間を埋めるには良かったかも知れません。
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短編6編。ブラックユーモアミステリーとあるが、若干世界観が歪んだお話。
秘密の海ー虐待されていた男の記憶の中にある、和やかな頃の家族の想い出の海に向かう。
神を殺した男ー神と崇められた棋士を殺害し、その場で命を絶った男の本当の理由とは。
推定冤罪ー友人の漫画家が「作品に似ている」という理由で少女殺害の容疑で強要された自供のもと起訴。不起訴になった。
リビング・ウィルー突然植物状態になった祖父は尊厳死を望んでいたか。
カレーの女神様ーひっそりとオープンしたカレー屋で男が幼い頃に失踪した母の最後のカレーと同じ味に出会う。その隠し味の正体とは。
政治的に正しい警察小説ーあらゆる差別を排した警察小説の依頼を受けた意識高い系小説家が書いた小説は…
読み進むうちに世界がぐにゃりと歪む感じは正直、あまり好みではなかった。
ブラックユーモアとホラーの境界な感じ。 -
2020.06.08
最初の方はまだ面白かったけど標題の「政治的に正しい警察小説」は正直馬鹿にされてる?コメディ?と思ってしまった。
もっと読み応えのある短編を期待してたから、わりと肩透かしな感じ。
長編はハズレなしだったので残念。
次はコクーンを読んでみます。 -
しぶい
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短編集6編
どの短編も違った面白さながら,じわっと忍び寄る不安感や不気味さ居心地の悪さが共通していると思った.「リビング・ウィル」の尊厳死を扱ったこのケース,自分だったらと考えさせられました.