新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (281ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 凄惨であれば良いというわけではない。

  • 電子書籍で。
    ブクログ通信で紹介された「どんでん返しが見事な小説5作」のうちの一作。綾辻行人の『十角館の殺人』に続いて読んでみた。
    評判通りエグい表現が強烈だったが、犯罪の異常性を際立たせるのにここまで必要だったのか?正直読んでいて気分の良いものではなかった。
    どんでん返しについては、ラスト寸前のヒントが小出しになった時点でようやく気が付いた。何を誤認させようとしているのか注意深く読もうとする反面、騙されたいという思いも強く、さらりと読んでしまった。
    解説で笠井潔氏が「綾辻以降」という言葉を使っていてニンマリ。

  • 先月、美容院に行ったおりに「感染症の影響で雑誌のご提供がでませんので、スマホや本などご持参ください」と言われていたので、再読していた「狂骨の夢」を持って行ったところ美容師さんと読書談議に花が咲いた。そのさい最近読んだおすすめしたい本として紹介されたのがこの作品。我孫子さんの作品はたしかはるか昔に読んでいて、正直あまり印象に残っていなかったので申し訳ないけど聞き流していた。次にこの作品を意識したのはつい先日。某SNSでフォロワーさんの間で話題になった。直接会ったこともないフォロワーさんのおすすめっぷりにすっかり絆されたこともあり、手に取ってみた次第。以下、微妙にネタバレしてしまうかも…。

    3名の視点から、ある年の秋から春にかけて起こった連続猟奇殺人事件について語られる。
    エピローグで早々に犯人は明かされ、以降、その犯人「蒲生稔」、「蒲生雅子」、元捜査一課の警部「樋口」がそれぞれの視点で事件の経緯をなぞって行くのだが、稔のパートは…まあ犯人なのでなかなか描写がグロい。いつも思うんだけど、筆者の、こういう創造を実際に筆に起こしていく勇気が凄いなぁと思う。表現力も凄いけど、表現出来たとしてもそれを読者に読ませる、読まれる勇気。でもその勇気と表現力というスキルのおかげでエンタテイメントとして小説を楽しませていただけるので、感謝しかない。
    途中まで読んでいて所々なんとなく引っかかる箇所はあるものの、フロイトの精神分析学を下地にしているのかな?(そう思ったら狂骨の夢からこの本が話題になったのも縁だな‼︎)わりと淡々と進んでいくな?と思っていたのだが、その考えはラスト2行とその後の補足のように添えられた新聞記事によって鮮やかに覆される。

    …いや、ホントすぐ、すっぐ読み返しましたよ。
    いやぁ…すっかりやられました。

    性的倒錯、母親の過干渉、父親の心理的不在、
    目の前に提示されていたその辺りがキーになってるならあんまり珍しくもない話だな、グロいけど…と思っていたのが、

    はああ。
    へええ。

    これ以上は未読な方には(いやここまで書けば一緒かな)完全に楽しみを奪ってしまいそうなのでやめておこう。

    それにしても、おすすめしてくれた美容師さんも、フォロワーさんも、よくネタバレをガマンしてくれたものです。
    ありがたい‼︎
    おかげで充実した時間を過ごせました。

  • エグいけど好きです

  • エログロらしいと聴いて不安もあったが、叙述トリックものが読みたいという気持ちから勇気を振り絞って読み始めた。展開がはやくドキドキしながらもテンポよく読めた。

    結末のどんでん返しはやはり最後まで気づかず。叙述トリックとしては天晴れだと思うが、前半の恐ろしさ、気持ち悪さと打って変わって、クライマックスは滑稽な印象を受けた。

  • 少し昔の作品なので情景は浮かばない所が多々ありましたが楽しく読めました。グロテスクな描写も多いですが、稔が持ち帰った“部位”を大切に扱うシーンが多く、綺麗な表現で飾られていて嫌な感じはしません。意外とあっさりとした作品という印象で後味はさほど悪くないです。読了後は真っ先に「稔はどれだけ魅力的な風貌なのか?」という疑問が生まれました。笑

  • 3人のキャラクターの視点から描かれるミステリー。
    文章力も相まってかかなりグロい描写が多く、そこは自分にとってはマイナス要素ではあったものの最後の叙述トリックの種明かしには非常に感心させられた。


  • グロい、
    でも最後にはびっくりした

  • 最後にあっと驚かされた。でもグロい描写が多くてちょっと気持ち悪かった。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に『人形はこたつで推理する』に始まる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』などがある。ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作、ヘロヘロQカムパニーの舞台脚本を手がけたことでも知られる。

「2020年 『怪盗不思議紳士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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