人工知能は資本主義を終焉させるか 経済的特異点と社会的特異点 (PHP新書) [Kindle]
- PHP研究所 (2017年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (170ページ)
感想・レビュー・書評
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シンギュラリティを迎えたとき、経済などの社会システムはどう変わっていくのかが語られた対談本。
人工知能の進化がいかに社会に大きなインパクトを与えるかを論じています。シンギュラリティに肯定的な本。 -
【文章】
読み易い
【気付き】
★★★・・
【ハマり】
★★★★・
【共感度】
★★★・・
人工知能が人と同じように、人が良いと感じるものを創作するのは難しいとあるが、はたして本当だろうか?
人もいろんなモノを作っていく中で、たまたま大多数に受け入れられるモノを作る事が出来ただけのような気もする。
資本家=生産手段を持つもの
ソ連の社会主義は、国家が主導する資本主義にすぎなかった。 -
人工知能の関連の著書を持つ経済学者井上智洋氏と先日衝撃の逮捕劇があった斎藤元章氏の対談。前半では斎藤氏が井上氏に経済問題をとう形で進行して、後半は斎藤氏が自説を披露する。
後半は斎藤氏の著書「エクサスケールの衝撃」で既出なので新鮮味に欠けるが、前半は金銀の採掘と経済力の話から信用創造の罠、バブルリレーそしてビットコインまで、興味深い話題が満載です。
特にマネタリーベースが増えて準備預金が積み上がっていてもマネーストックが増えない、要するに、市中銀行が企業への貸し出しが行われず家計にお金が回ってこない状況化でのデフレを「信用創造の罠」と称するのはとても納得感がありました。