マンガでわかる もしかしてアスペルガー!? ~大人の発達障害と向き合う~ [Kindle]

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  • 主婦の友社
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感想・レビュー・書評

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  • かなり分かりやすくアスペルガー症候群の特性について書かれていた。孤立型、受動型、積極奇異型(←奇異というのは他の言い方に代えた方がいいと個人的に思いますが)それぞれの特性が具体的な仕事や生活の場面で紹介されていた。専門の医師が著してるのもよいと思います。特性は個人差が大きいのでできるだけ多くの事例・データからの判断が必要だと思います。そうした点でも良書でした。

  • わかりやすい。
    自分は受動型5,積極奇異型3,孤立型2かな。
    受動→おとなしいが何を考えているかわからない。自分から人とかかわることが苦手で表情も乏しい。ノーというのがにがてで流されてしまいがち。
    積極→コミュニケーションが一方的。相手の反応を見ないで話す、思ったことを全部言ってしまう。

    フリーズするのわかる。
    口頭で矢継ぎ早に指示出されると混乱する。
    相手の言葉を信じすぎる。言葉を額面通りに受け取る。
    自分が興味のない話だと、とたんに顔に出る。

    ・社会性(一人でいても平気、空気に合わせるのが苦手、唐突なかかわり方または常に受身)
    ・コミュニケーション(あいさつや敬語が苦手、欠点を本人に直接指摘、冗談が通じない)
    ・こだわりの強さ(一度決めたスケジュールや手順が大事、予定にない変更にパニック、マイペースで頑固な印象)

    向いている仕事はやっぱり現実的じゃないなあ。
    子どもや高校生くらいなら、今からでも目指せるだろうけど。。。
    ★人とのかかわりが少なく、黙々と集中できる仕事
    研究者、校正者、工場の在庫管理、プログラマー、エンジニア
    ★常識にとらわれない自由な発想と独自の感性
    芸術家

    向いていない仕事はわかる。
    ★人とかかわることが多い職種
    営業職、看護師、介護士、外交員
    ★臨機応変な対応が必要な職種
    販売員、店舗の窓口、添乗員
    ★複数の要求を同時進行でこなす
    接客業、調理師

    周りの人
    ・指示は具体的に
    ・口頭ではなくメモかメールで
    ・感覚が過敏なので急に触ったり大きな音を出さないで
    ・一度に多くを任せると混乱するので一つずつ

  • 知識と理解が深まる
    そして当てはまることが多い

  • 知り合った人に酷い言葉をかけられ、もしかしてこの人は発達の特性があるのではないかと思い、本を色々読んでいた中で出会った本。特性は分かったけど、周りもつらいものはつらいのだよな。

  • 周りの人のサポートも大事
    適材適所で輝いて欲しい

  • 性格特性はうっすらとわかった気がします

  • 発達障害についてわかりやすく解説されていて読みやすい。3人の類型が紹介されているが、実際はもっといろんな個性があるだろう。アスペルガー症候群と、障害と診断される症状との違いのグレーゾーンについては特に解説がなく、紋切り型のようだ。
    対処方法も参考にはなるかと思うが、実際にできるのかは当事者にしかわからない。

  • 大学の就活の時に全く内定を取れない時からアスペルガーじゃないかと疑ってるので読んでみた。
    当てはまってるところもあるし、当てはまってないところもあるという感じ。
    この中に書いてある型でいうと自分は、受動型か形式ばった大仰な型に近いかなと思った。空気は読めないというよりは、いろんなパターンがあてはまりそうでどうしていいのか分からなくなる(それを空気を読めないというのかもしれないけど)。
    みんながアイデアをだしあう会議は自分も苦手。ただ、ここに書いてあるように自分も何か言わなきゃという意識が不足しているというより、何を言えばいいのか分からなくて何も言えなくない。自分のアイデアはしょうもないことだろうから、言ってもしらけてしまうかもと考えてしまうんだよね。微妙に的外れじゃないかとか考えたり。
    他には、友人が少ないと片づけが苦手というのは自分にも大いに当てはまると思った。
    逆に、金銭管理がずさんということはないかな。むしろ、お金が減るのが嫌と思ってるところがあるので、うまくお金を使えるようになりたいと思っている。
    後、この本でちょっと気になったのは「普通」というもののとらえかたについて。アスペルガーは普通が分からないという言い分は分かるのだけど、職場での懇親会について、「職場の人間関係のため、行きたくなくても仕事の一環として出ておくのが普通」という書き方はちょっと気になった。それこそ、アスペルガーで悩んでいる人はこの文章を読んだら、行きたくないけど行くようにしなきゃと考えてイヤイヤ行くようになる人もいるんじゃないかなと思う。実際、自慢と愚痴ばっかり聞かされる無駄な飲み会とかあるだろうし(今思えばそういう人は、この本に書いてある積極奇異型のアスペルガーだったんじゃないかなと思う)。

  • アスペルガー症候群とはどういう症状なのか、分かりやすくまとまっている。
    そういう人がいるかも知れないと知るだけでも、
    相手との話し方、感じ方が変わると思われる。

    【受動型】
    ・表情が出にくい
    ・挨拶ができない
    ・予定が狂うと混乱する
    ・優先順位がつけられない
    ・要求を断れない
    ・会話のノリにのれない

    ・指示はメールや書面でもらう
    ・タスクを書き出して優先順位を整理する

    【積極奇異型】
    ・自分が正しいと思う
    ・普通がわからない。周りにあわせられない
    ・自分の興味のあること、話したいことを一方的に話す。会話のキャッチボールができない

    ・落ち着いて相手の話を聞く

    【孤立型】
    ・一人でも良い
    ・自分の好きなことに集中力が高まる
    ・飲み会に参加しない
    ・周りにあわせられない
    ・雑談が苦手
    ・周りが忙しくても1人で先に帰る

    ・得意な業務に異動する
    ・人の興味があるものに興味をもつ

  • アスペルガー症候群についての基本知識が、とても読みやすい形でまとまっていました。色々と考えさせられました。

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著者プロフィール

【監修者プロフィール】
司馬理英子(しば・りえこ)
司馬クリニック院長。医学博士。1978 年、岡山大学医学部卒。1983 年に同大学大学院博士課程修了後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについての研鑽を積む。1997 年、『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。日本で初めて本格的にADHDを紹介した同書は、なじみ深いキャラクターになぞらえたわかりやすい解説により、ベストセラーに。同年帰国し、司馬クリニックを開院。高校生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う。主な著書に『大人のADHD』(講談社)、『のび太・ジャイアン症候群』『アスペルガー症候群・ADHD 子育て実践対策集』(ともに主婦の友社)など。


「2023年 『女性の発達障害 困りごとにどう向き合うか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

司馬理英子の作品

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