対岸の彼女

著者 :
  • Audible Studios (2018年1月16日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 対岸の彼女
    最後の最後に 対岸の彼女と会うシーンがある

    世界に対する信頼
    優しい光に包まれた瞬間
    箸が転んで面白い思春期の多幸感を描いた描写

    秀逸だ 
    このシーンが これまでの陰鬱な僻みっぽい世界観を ひっくり返す オセロのような瞬間

    詩や歌になったらよいのに

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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