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感想・レビュー・書評
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かなり話題になったので
読んでみたくなりました。
手に取ると 行間が 広くてとても読みやすい本でした。
(もしかして 私たち世代以上が読む事を前提として
印刷したのかしら?笑)
著者が一人称で書いている 自伝のような内容でした。
田中角栄さんは 中国との国交を回復する為にがんばったのと
新潟出身 そしてロッキード事件が 思い浮かびますが
この本では 幼少期のコンプレックスから始まって
淡々と生き様が描かれていました。
二号サンを抱えていたとかは 知りませんでしたが
今の政治家の人なら まずそういう事はしないでしょうね~
ロッキード事件については 一方的に悪いという イメージでしたが
これを読むと 選挙にはお金が必要。
だから 当時 もらったお金を 良く考えずに使う事は 気にならなかった。
というけど 政治ってそうなんですかねぇ?って
思うけど 当時は それが当たり前だったのかしらね。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少し前に読みました。刺激的で現実離れした田中角栄さんの実話、人たらしと言われた彼の賢さとずるさを知り、嫌だけど魅力的だなぁと思ってしまいました。
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田中角栄というと金脈政治の権化のように言われ印象は良くなかったが、この本を読んで日本を真の独立国家とすべく、全身全霊を捧げたことがよく分かった。
確かにその手法は金を使って権力を手に入れるというものだったが、実現しようとしたことは私利私欲のためではなかった。
今の政治の状況を見ても、田中角栄のような政治家はもう出てくることはないのだろうと思う。 -
田中角栄の話。
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歴史は常に権力者によってつくられる。
しかし、その権力とやらは一体何であろうか?
権力とは水のようなもので、気づけば手からすり抜け落ちていってしまう。
盛者必衰とは日本人が昔から好むテーゼだ。
ロッキード事件をきっかけに首相のイスを明け渡し、
その後は闇将軍としてキングメイキングを通じて権力を誇示した角栄であったが、
「コンピュータ付きブルドーザ」とも言われたそのエネルギーも、ついには病魔によって失われてしまう。
かつて戦国の世に天下人となった豊臣秀吉だったが、
彼にしてもその辞世は、いかにも孤独である。
一人称視点での角栄の独白を通して、
無学歴からたたき上げで最高権力者の地位にのぼりつめた「今太閤」の、強さと弱さに、権力者の孤独にせまる作品です。 -
石原慎太郎が1人称て書いた田中角栄の伝記。
文章が読みやすい。
ただ、本人へインタビューして書いたものではなく、いろんな文献・資料から構成されたものであると、後書きでわかった。
田中角栄という人物がこの一冊で容易にわかります。とりあえず、今の政治家とは器が違うってことが言えるでしょう。 -
「私が田中角栄だ。私の学歴は諸君と大分違って小学校高等科卒業だ。
諸君は日本中の秀才の代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。
私は素人だがトゲの多い門松を沢山くぐってきていささか仕事のコツを知っている。
これから一緒に仕事をするには互いによく知り合うことが大切だ。
我と思わんものは誰でも大臣室に来てほしい。何でもいってくれ。一々上司の許可を得る必要はない。
出来ることはやる。出来ないことはやらない。しかしすべての責任はこの俺が背負うから。以上だ」 -
一人称で宿敵の石原が書いていることが面白かった
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