「豊かさ」の誕生(下) 成長と発展の文明史 「豊かさ」の誕生 成長と発展の文明史 (日本経済新聞出版) [Kindle]
- 日経BP (2015年6月1日発売)
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感想 : 4件
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感想・レビュー・書評
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2021.10.12購入@amazon、kindle版
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基本的な説明は上巻で終わっているため、下巻は応用編的な内容となっている。瞬く間に急成長したあの国は、4要素がが揃ったゆえのことである、みたいな。その例の一つとして日本も登場する。
なかなかおもしろいと思ったのは、4要素を持っていると回復も早いということ。日本やドイツは戦争でボロボロになったが、急速に復活した。特にドイツは二度の大戦で敗北したというのに、今でもヨーロッパで繁栄を謳歌している。結局、重要なのは資源ではなく仕組みであるため、仕組みが残ってさえいれば経済は立ち直るのだ。そしてそれは国力となる。
そうなるとここ30年ほどの日本の状況はどう考えるべきなのだろうか。今でも十分に繁栄しているという認識ならそれまでだが、落ち目であるとするならば何か要素が欠けていることになる。失った要素はなんなのか。
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