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Amazon.co.jp ・電子書籍 (350ページ)
感想・レビュー・書評
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途中で、ヘレン・ケラーさんとアン・サリバン先生がモデルになってるんだと気がついて、大好きで尊敬する二方なので嬉しくなった。
三重苦で奇声を発したり暴れたりと蔵のなかに1人で三年間閉じ込められていたれんを見て、安がれんの人間としての尊厳を取り戻そうと奮闘するところが、ただただすごいなと思った。こちらの意思が通じなければ難しいとれんの家族のように私も諦めてしまうだろうなと思った。
安が教育する中で、れんの人間としての尊厳を取り戻すために、お人形として可愛がられるのではなくて人間として生きる喜びを感じられるところまで、という言葉が印象的で、ストイックに、目標を定めてひるまず向かっているところにも感銘を受けた。ただ、もっと驚くのは、これが小説ではなくて似たことが本当にあったことで、またヘレン・ケラーの本を再読したいと思った。
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ヘレン・ケラーとサリバンを明治時代の津軽に翻案した小説。
家制度が色濃く、女性への教育が軽んじられていた時代と掛け合わせられていて、おもしろい試みだった。 -
個人的に原田マハは「読んでいる間楽しめればそれでいい」と思っている。
しかし、この本はどうなんだろうなぁ…
ヘレン・ケラーの人生に瞽女さんという存在を交差させた物語を描きたかったんだろうけど、三重苦の少女が物には名前があると知るまでの数々が、ヘレン・ケラーの有名な「ウォーター!」とまったく同じで、自分は一体何を読まされているのだろう…と鼻白んだ。 -
『奇跡の人』というタイトル、そして見えない、聞こえない、話せない、三重苦の女の子。
とくればヘレンケラーにすぐ結びつく。
登場人物の名前もヘレンケラーとサリヴァン先生がもじってある。
だけど、違う。時代は同じだし、先生の尽力で女の子が成長していく展開は同じ。でも国が違えばこうも違うのか、と。 -
実在した人物の物語をフィクションで描いている。舞台が青森なのは何故?と思いながら読み進めるうちになるほど…と納得。りんの変化、安先生の努力、愛の話ではあるのだが、厳しい環境の中での優しい人たちとのエピソードにホッとする。女中のハル、金木の女中のひさ、そして女ボサマのキワ。キワの去り際にジーンとしてしまう。
題名=ヘレンケラー。自分はストーリーを知り尽くしている分感動は少なかった。しかし、青森を舞台にしたストーリーは、また違ったおもしろさだった。さすがの原田マハ。 -
戦後間もない時代の日本での、ヘレンケラーの物語。
明治時代に、三重苦を背負った少女の教育に取りかかったアメリカ帰りの女性教師。文体は原田マハらしく読みやすく、スラスラ読めた。
文字や言葉という概念を伝えることが難しい。 -
名前も設定も惹かれるものではなかったがさすが原田マハさん。
物語が進むにつれてオリジナルな展開になり、そして最後は素晴らしい終わり方でした。 -
2023/12/28
読んでる途中でヘレン・ケラーやんって思ったら最後に書いてあった。キワの話かと思ってたけどほぼでてこんかった。 -
最後のページで初めてスッキリする本。
最後の読むまではずっとモヤモヤしてたかも、、
また母親の愛情&優しさについて考えされられた。母親の愛情、優しさて何より重要だし尊いけど、
一歩間違えれば悪影響にしかならないものなんだなと。周りのみんなにも言ってやりたいぜ! -
読み始めると気づくと思いますが、ヘレン・ケラーとサリヴァン先生の日本版といった感じでしょうか。
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ヘレンケラー・サリバン先生の話と色んな話を混ぜたような原田マハさんのたくみな技術が混じった作品でした。安がれんを信じてあげる気持ちが奇跡を生むと考えると自分も家族・仲間をとれだけ信じてあげられるかが本当に重要なのだと思う。
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