シェイプ・オブ・ウォーター (竹書房文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読了。アカデミー賞も取った映画の小説版。著者名にデル・トロ監督も入っているが、小説の形にしたのはもう一人の方なのだろう。
    なにしろ映画は最高だった。そして、この映画を見た上で読むと、キャラクターの設定やストーリーに深みが増してとても良い。しかし、映画と小説で若干描き方が異なるのはいいとしても、文章がイマイチ、もしくは翻訳がイマイチで読みにくく、小説としての出来は★3つとした。
    また、映画のプロモーションに間に合わせるために慌てていたのか、誤字があるし、語句の統一ができていないものがある。(いくつか挙げるなら、ボウタイについて語る文で「バイオリニストたちは、弦(bow)を持っていたが」という部分があるが、バイオリニストが持っているのは弓だし、bowは直訳しても弓だ。また、creacherの訳語なのか(?)「フィッシュマン」を指して「生き物」と「生物」で揺れている。などなど。
    ということで、映画を見た人が読む文にはよいが、映画を見る代わりにこれを読もうとすると、つらいかもしれないと思った。

  • すごくよかった。
    正直なところ映画版より小説版の方が好き。

    良いところ及び映画との相違
    ・「彼」=魚人の一人称視点が描かれている
    ・猫の反応
    ・彼と主人公の愛の営みの描写
    ・悪役の最期

    悪いところ
    ・映画でもだけど猫が酷い目に遭うからマイナス2です。

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著者プロフィール

映画監督・脚本家・小説家。
1964年10月9日生まれ。メキシコ出身。
劇場長編監督デビュー『クロノス』(92)が各国の賞で高く評価され、97年の『ミミック』でハリウッド・デビューを果たした。『デビルズ・バックボーン』(01)、『ブレイド2』(02)を経て、念願だったマイク・ミニョーラの人気アメコミの映画化『ヘルボーイ』(04)を実現。映画はヒットを記録し、続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(08)はスタジオをユニバーサルに移して製作。その間にスペインで製作した『パンズ・ラビリンス』(06)は、アカデミー賞脚本賞にノミネートされたほか、カンヌ国際映画祭など各国で高い評価を受けて気鋭の監督として国際的に広く認知されるように。07年にはペドロ・アルモドバルらとメキシコで製作会社「チャチャチャ(Cha-Cha-Cha)」を設立。『ロード・オブ・ザ・リング』の前日談にあたる大作『ホビット』シリーズでは脚本を手掛けた。10年『パシフィック・リム』で、久々に監督に復帰。14年にはチャック・ホーガンとの共著で発表した初の小説「ストレイン」シリーズ(09年)のテレビドラマ化が実現。本作に続き、今後は『Pinocchio』『ヘルボーイ3』『パシフィック・リム2』などの話題作が予定されている。

「2016年 『ギレルモ・デル・トロ クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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