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感想・レビュー・書評
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読了。アカデミー賞も取った映画の小説版。著者名にデル・トロ監督も入っているが、小説の形にしたのはもう一人の方なのだろう。
なにしろ映画は最高だった。そして、この映画を見た上で読むと、キャラクターの設定やストーリーに深みが増してとても良い。しかし、映画と小説で若干描き方が異なるのはいいとしても、文章がイマイチ、もしくは翻訳がイマイチで読みにくく、小説としての出来は★3つとした。
また、映画のプロモーションに間に合わせるために慌てていたのか、誤字があるし、語句の統一ができていないものがある。(いくつか挙げるなら、ボウタイについて語る文で「バイオリニストたちは、弦(bow)を持っていたが」という部分があるが、バイオリニストが持っているのは弓だし、bowは直訳しても弓だ。また、creacherの訳語なのか(?)「フィッシュマン」を指して「生き物」と「生物」で揺れている。などなど。
ということで、映画を見た人が読む文にはよいが、映画を見る代わりにこれを読もうとすると、つらいかもしれないと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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