埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • よく「一見遠回りに見える道が一番の近道なのだ」ということも言われるのですが、私はそのとおりだと思いますね。実は公立の伝統校では一晩中歩いたり、真冬に寒稽古を行ったりと、非合理に見える行事はけっこう例があります。やはりその非合理な行事にも何らかの効果があるということを伝統校では理解・体得しているのだと思います。

  • 浦和高校OBで元外務相主任分析官で作家の佐藤優氏が、生徒や保護者を対象にした講演や校長との対談で、浦和高校の教育のよさや受験勉強の仕方など示している。

  • 2019/7/5 Amazonよりプライムデーセールに378円にてDL購入。
    2021/4/21〜4/26

    佐藤優氏が母校である浦和高校で行った講演会と当時の校長である杉山氏との対談をまとめたもの。佐藤さんが語る浦和の特徴は多くの古くからの名門公立と呼ばれる所に共通のものであろう。受験実績のみを謳う新興校との大きな違いだと思う。大学に何のために進学するのか、などためになる話が多かった。

  •  佐藤優が母校の浦高の学生の前で行った講演や、浦高生、教師陣との交流・意見交換などの事柄を纏めたものになっている。内容自体は著者の他の本を読んでいると知っている内容も多い。
     浦高という優れた学校の特異性は非常に面白い。講演での学生の質問もレベルが高くて、彼らが真摯に未来について考えているのが窺える。エリートを作る教育の一端をしれた。
     正直に言うと、社会人には役に立つ知識は少ないかもしれない。大人へ向けての本ではないので、受験だとか教育論についても子供がいる人でもない当てはまらない。偏差値の高い学校に縁がない人生だったので、あまり共感も理解も出来ない。それでも、基礎勉強が大事だとか、何の為に勉強をするのかなど学べる部分は多い。大人になって仕事をするにも、自分の専門分野の基礎知識は大事だ。 
     中学生・高校生や、その親にはこの本はオススメだ。

  • お母さんの受験相談にまで乗ると聞くと、佐藤氏の守備範囲はどこまで広いんだ、と苦笑じみた気分になる。関東圏に倦まれていないので、県立浦和高校という名門について、佐藤氏の本を読むまで知らなかった。受験生時代に知っていても、行けなかっただろうけど。ただこの本を読むと、とても魅力的に感じるし、この高校のことだけでなく、勉強って一所懸命やる価値のあるものなんだな、ということは感じるねぇ。面白かった。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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