閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (1)
  • (9)
  • (8)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (298ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 君は本当はダメな奴なんかじゃない。沙羅さんにそう言われた浜本くんと自分を重ねて、こんな自分だけどこの先なんとかやっていけるかな、と思った。
    聡子おばあちゃんに最期の1時間をプレゼントしてくれて、ありがとう沙羅さん。

  • 2023/3/27 Amazonより講談社第64回メフィスト賞受賞作発売記念 歴代受賞作特集にて601円でDL購入。

  • 読む前は軽い気持ちで読み始めたのですが、案外ちゃんとミステリしてて、案外ちゃんとストリーがいい。ちゃんと面白かった。

  • 自分を殺したのは誰か、をテーマにした短編集の1巻。
    どれもちょうどよい長さであり、文章もよみやすい。後味のよいストーリーばかりだったので、とても良かった。

  • お勧め度:☆6個(満点10個)なかなか面白かった。前々から気になっていたけど、時間がなくて読めなかった。内容は、単純なんだけど、昔からの閻魔大王伝説で死後の世界から生き返るというお話。閻魔様の娘が「沙羅」という現代風の女子なのが可愛い。推理奇譚というからには、色々と推理する内容かと思えばそうでもなく、ライトノベル的な柔らかいミステリーだから面白いのだと思う。昨年NHKでドラマ化されて、こちらも面白く見させてもらった。シリーズ物だkら、これからも続編を読んでみたいと思う。軽いミステーだけど良かった。

  • 殆どのレビュアーがメフィスト賞=キワモノоrイロモノだと思ってるのに笑った。
    その意味でのメフィスト賞らしさは希薄。ぶっちゃけメディアファクトリー文庫から出ても違和感ない内容。表紙は若い子に人気のイラストレーター望月けいさん。沙羅のファッションが毎回いちいち違ってる上にやけに細かかったり、イマドキっぽいポップさを感じる。
    不審死を遂げた人間が沙羅に「自分を殺した犯人をあてたら生き返らせてあげる」賭けをもちかけられ、必死で推理するのだが、皆そこまで深刻じゃなく全体的にライトなノリ。コミカルな要素も多く、娯楽作として肩の力を抜いて読める。
    収録作の中で白眉は三番目のおばあちゃんの話。コレには不覚にも泣いてしまった……彼女の場合は老衰から来る自然死なのでやや変則的なパターンだが、殺人と関係ない推理モノとして読ませるし、なんといっても聡子の人柄がステキすぎる。例の震災が絡んでいることもあるが、親子愛、家族愛に弱い人はぐっとくる。

    ……にしてもこの話、「闇は集う」思い出す。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

埼玉県出身。『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で第55回メフィスト賞を受賞し、デビュー。現在までに閻魔堂シリーズ7巻を手がける。2020年、同シリーズがNHK総合で「閻魔堂沙羅の推理奇譚」としてテレビドラマ化。

「2022年 『遺産相続を放棄します』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木元哉多の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×