離婚してもいいですか? 翔子の場合 (コミックエッセイ) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • Kindle Unlimitedにて読了。
    幼子が2人いるご家庭の、いつもニコニコしている奥さんと、いつも仕事でストレスを溜めている旦那さんの、ダムが決壊するまでの話。夫の立場で読むと、なかなか心をえぐられます。直視できない。
    いまでこそイクメンなんて言葉もありますし、子育ての環境も変わってきたとは思いますが、やはり夫は仕事、妻は家庭を守るという価値観は根強いのかなと。そこで夫が仕事だけすればいいや、家事・育児は奥さん任せでいいやと勘違いすると、妻に多大なる負担がかかって、大変なことになりますよ。ということかと。
    うちも危ないときが幾度もあった気がします。いまは表面上は平穏を保っていますが、昔溜め込んだマグマはいつ噴火するか分からないですね。お互いの気遣いが大事ですね。

  • モラハラの夫。自分の家庭で全く家事をしないのに、女友達の家で皿洗う、ってないわ-と思う。翔子、我慢強い。
    娘に愚痴を言わなかったら、いいのになあ、と思う。
    静かでニコニコして優しい人を怒らせると、やはり怖い、と思う。

  • とてもいい
    オット大嫌いな嫁、
    気持ちを言えない嫁
    怖くて固まる嫁
    父へのトラウマ
    自分にも重なることがなにか持っているはず
    哀しいドラマ

  • 今のところウチはなんともなっていないけど、自分が一歩間違えてたら似たような状況になっていた可能性はあるよなぁと思う。下の子が生まれて間もない頃、抱いていないと泣いてしまう時期があって、一週間くらいカミさんが布団で寝ていないなんてことがあった。家事育児を手伝わないと回らない状況だったから、出来ることは手を貸したものだが、世間のダンナたちは一切やらない人も多いらしい。

  • 私の場合実家からのがれる為に結婚したようなもんだから、結婚してから大変だったんだよね。夫に嫌われたら行く場所無くなって死ぬしかなかったから、夫の機嫌が悪くならないように凄く気をつかってきた。実家程ではなくてもやはり夫にもモラハラの気配はあって、我慢できなくなって。私も今仕事してる。パートから正社員になる事を目指してる最中。夫が居れば便利(正直すぎ‪w)なので離婚はしないかもだけど、一人暮らしのアパート検索したりする位には怒っている時もあるし、自立できるような状態で社会と繋がっておくのはいい事だと思う。

  • 主人公の成長がいい。
    やっぱり、社会を知ると世界観広がるなと。
    やっぱり嫌いに笑いました。

  • 響く人には響く1冊。本書は専業主婦の主人公が、夫の機嫌を損ねることにビクビクしながら日々を暮らすことに限界を感じて、離婚を目指すストーリー。主人公がそのような人生を歩むことになった大きな要因の1つは、子供時代に父親の機嫌を取ることが習慣化していたこともあるようだった。私自身がそのような家庭環境で育ったため、主人公にのしかかる強迫観念にとても共感できる。今現在の自分の家庭環境は良いにも関わらず、涙が出てきてしまった。こうならないようにするにはどうしたら良いかを考えれば、様々な教訓も得られる。

  • まわりとのおしゃべりで「うちは大したことない」と思ってしまうことはよくあると思う。でもそれは日本の常識であって、そこまで我慢してしまうことはないのだ。身につまされる話だった。

  • なんで電子書籍のアイコンしかないのだ???
    私はコミックで読んだのに。
    最近ブクログさんの本の種類の選択が電子書籍ばかりだ((# ゚Д゚)


    これはネットのダ・ヴィンチでだったか?連載されていた。ちょうどいいところで無料版はここまで!となったので、図書館で探した。あった!借りた。でも借りるまでに約一年。
    長い道のりだった。

    さてさて、内容。
    1人目の子供が出来てから会社を辞め、専業主婦になった翔子。お金を稼いでいる旦那さんがだんだん横柄になっていく。自分の事を自分でやらなくなり、子育ても妻任せ。忙しく働いている妻の横でソファーに寝転んでテレビを見ている。そんな夫に何も言えない翔子。だって専業主婦だし…。翔子の育った環境もあるけれど、これは日本人の固定概念があるんだろうと思う。男=働いて稼ぐ、女=家庭で家事と子育てという。
    そんな考えから、離婚して一人で子供を育ててやる!という決意をする出来事があった。
    そこから好転していくのだけれどね。(よかったよかった)
    いくら嫌いでも、二人で役割分担して家庭を運営していくというのがやっぱり一番だと思う。
    長女の花、しっかりと母親を見ていたんだね…。
    私も気を付けよう。

  • 2019/8/29

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著者プロフィール

イラストレーター、漫画家。著作に『消えたママ友』『ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望』『離婚してもいいですか?』『離婚してもいいですか?翔子の場合』(KADOKAWA)など。 http://ameblo.jp/nohahiro/『野原広子のブログ』

「2023年 『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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