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感想・レビュー・書評
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編集の助けを借りずに書いたと
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烏兎の庭 第六部 6.28.20
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/doc/yonaha.html -
これ読んだレビューどっかに書いたような気もするが忘れたので久しぶりにbooklog使って見ようと思う。
示唆に富む興味深い本ではあったが、「大学教員最近やめました」&「うつ歴持ち」という二大ポイントが重複するという珍しい属性によるところも大きい気はする。
個人の罹患歴と職業歴と社会の変遷を重ねて描く、批評というより私小説みたいな話なのだが、それらをまとめて書かないといられなかったんだなあという切実さが興味深い。
筆者とは「大学」観が割と違うのだが、「それじゃダメだろ」という日本に於ける大学システムへの呆れ感覚、みたいなものは割と近いような気がする。ただ、読んで気付いたけど私は本来の意味での「反知性主義者」としてのプレイを大学でやってみようと思っていたんではないかという気がしたのだった。
一般性がある本なのかどうか良く分からないが、まあ非常に良く出来たタイトル通りの本だと思う。
超えられるといいよね!
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