スマート・ジャパンへの提言　日本は限界費用ゼロ社会へ備えよ [Kindle]

著者 : ジェレミー・リフキン

制作 : NHK出版 

• NHK出版 (2018年4月27日発売)

感想・レビュー・書評

[アヒル殿さんの感想 · 2020年6月6日]

ポイントはコミュニケーション、エネルギー、ロジスティックのインターネット、IoTによる効率的な運用を説くビジョンに一貫している。そのビジョンについては概ねagree。
が、直前にfactfullnessでいろいろな数字を抑えていたことから、それとの相違をいくらか目にした。これに併せて、全体的に世界情勢を語る際の数字の根拠が不明（引用なし）であり、無駄に読者（聴衆）の不安感を煽っているよう見て取れた。
ビジョンのみでなく、実装・実証についても尽力しているとのことであったが、その具体的な策と結果についての記載が欲しかった。

メモ：「全産業で使用されているすべての水の半分以上が電力産業によって使用されている」というのが事実であれば興味深い（裏を取りたい）　←　これについても引用がない。。。

[Catallaxyのほんだなさんの感想 · 2018年8月23日]

とても面白い。
バイオスフィア

著者プロフィール

文明評論家。経済動向財団代表。欧州委員会、メルケル独首相をはじめ、世界各国の首脳・政府高官のアドバイザーを務めるほか、TIRコンサルティング・グループ代表として協働型コモンズのためのIoTインフラ造りに寄与する。ペンシルヴェニア大学ウォートンスクールの経営幹部教育プログラムの上級講師。『エントロピーの法則』（祥伝社）、『水素エコノミー』『ヨーロピアン・ドリーム』『限界費用ゼロ社会』（以上NHK出版）、『エイジ・オブ・アクセス』（集英社）、『第三次産業革命』（インターシフト）などの著書が世界的ベストセラーとなる。『ヨーロピアン・ドリーム（The European Dream）』はCorine International Book Prize受賞。広い視野と鋭い洞察力で経済・社会を分析し、未来構想を提示する手腕は世界中から高い評価を得る。

「2020年 『グローバル・グリーン・ニューディール』 で使われていた紹介文から引用しています。」