夜が終わるまで (onBLUE comics) [Kindle]

著者 : 西田ヒガシ

• 祥伝社 (2018年5月25日発売)

感想・レビュー・書評

[青柳稟さんの感想 · 2023年10月25日]

auブックスにて読了。
ある喧嘩に巻き込まれ死んだと考えられるものの遺体発見に至らない弁護士×度々死んだはずの友人の夢をみる検察官(＋兄を捜索しつつ一時的に身体を使われてる？弁護士の弟)。司法同期のミステリーBL。

※以下、割りとしっかりめのネタバレあります。

ハピエンですが、一応いい大人とはいえ引きこもりから兄のため、外に出たばかりの弟には些か酷な体験が含まれていませんか。(思い出したくない、で終わっていますが)
分かりづらかった方もいると思いますが『プチ整形二重が兄で、弟はプチ整形前の兄となら似た顔をしているけれど、受けにはプチ整形後の兄と同じ(似た)顔に見えている』ということかと思います。
『同じ顔に見えている間は兄が重なっている(憑依？)』のような状態で、純粋にただの弟の場合だけ、弟の元の顔が見えたとかかな。
夢のことは夢かもしれないけど(夢として通じてる可能性もなくもないけど)、少なくとも溝に落ちてる間のことは肉体(弟)なしの兄の思念があってのことか。
一連の事件解決のストーリーなので、夢オチ幻以外のイチャ……はないです。
でも二人の感情的にいいところで終わっていると思います。
犯人への驚きよりも、犯人の方の家人も帰ってきたハピエンだったことが驚きでした。生きてたんだ……っていう。
一般人相手ならこじれそうですが、二人の意見はそうではなさそうだったので、犯人側も良かったですね……。(やや複雑)
私はこういうBL、というかミステリーが好きなので面白かったです。
おそらく本来の弟は仲介役にされていて、兄が弟のフリして話してる場面も多かったりであんまり出てきてなさそう(電話越しは多分100％弟)ですが、ドジっ子は弟の持ち前の属性っぽいので引きこもり卒業したてのドジっ子にはやっぱりちょっと可哀想な役回りだったような気がする読後感です 。
兄思いか母思いなのか、ただのいい子か。

追記:
と思いましたが、近所の人曰く髪を切っているので、兄が接触を図るために弟の身体を持ち出して意識半々(もしくは6:4くらい)で借りてた可能性のが高い！？ それで最後、家に押しかけた時には半々とか弟とほぼごっちゃだったのかも。何にせよしっかり詫びてあげて欲しい。

[komaさんの感想 · 2021年5月26日]

検事、弁護士、その弟…。ごめんなさいちょっとよくわからなかった…

[kitkityoさんの感想 · 2018年6月29日]

スーツいい。