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感想・レビュー・書評
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投資を勉強中なので
読んでみた本です。
自身の知識のなさを痛感しました。
もっとノウハウを勉強せねば…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個別株投資に向けた勉強本として読んでみた。※2018年出版本
化け株スクリーニングの基本的な閾値を確認できてよかった。
以下、気になった情報などをメモ。
=== サマリ
・10倍株を見つけるポイント4つ
①売上高「4年で2倍」 = 増収率20%超
②営業利益率10%超 ※TOPIX平均、業種別平均を参考に。
③オーナー経営で筆頭株主 ※注:投資ファンドや親族が筆頭株主
④上場5年以内
・10年前の時価総額倍率ランキング50位(テンバガー候補)の内、
・上場5年未満 61%、10年未満 18%
・経営形態オーナー系 80%
・時価総額50億未満 35%、100億未満 29%、500億未満 32%
・売りの基本:購入時の前提が崩れた時に売れ!
※子供にも説明できる明確なストーリーで売る。
会社の魅力、成長性、弱点などを整理する
・2つの銘柄の内1つを選択しなければいけいない場合
→迷わずPERが高い銘柄を買う(PERを期待値として見る)
・3月決算企業は5月上旬〜中旬にかけて、前期決算と今期の会社予想を発表する
→ 証券アナリストや四季報記者はこれを受けて、
独自の業績予想を立て、それが夏号(6月中旬)に反映される。
→ 市場が気づく前に自身の業績予想を立てていち早く仕込むべし!
— 手を動かして気づきを得る
①適時開示情報閲覧サービス(TDnet)で決算短信を見る
②決算短信と四季報春号の業績数字を比較する
— 相場が大きく下落した時の銘柄選択
①日経平均やTOPIXの下落率を大きく上回って下落した銘柄
②下落相場でもしっかり業績を出している企業
③下落局面で自社株買いをする企業
・テーマを探す方法として、以下リストを作成し、業種を確認
・株価の上昇率(3ヶ月)の高い順にして
・年初来の高値と安値に注目
=== 本の要点
・過去最高益をつけた前後1年で株価も高値をつける傾向あり
・小型株1000億円、中型株5000億円
— 10倍株探しのポイント4つ
①売上高「4年で2倍」 = 増収率20%超
②営業利益率10%超 ※TOPIX平均、業種別平均を参考に。
③オーナー経営で筆頭株主
※売る前提の投資ファンドが筆頭株主
筆頭株主に親族がズラリな相続対策株は要注意
④上場5年以内
★10年前の時価総額倍率ランキング50位(テンバガー候補)の内、
・上場5年未満 61%、10年未満 18%
・経営形態オーナー系 80%
・時価総額50億未満 35%、100億未満 29%、500億未満 32%
・海外売上比率50%超でグルーバル化目安
・買いの基本:分散投資で20銘柄目安
★売りの基本:購入時の前提が崩れた時に売れ!
※子供にも説明できる明確なストーリーで売る。
会社の魅力、成長性、弱点などを整理する
— 10倍株はこうして見つけろ!事例編
・業績と株価の伸びが一致する「業績相場」
・株価が先行きの期待を織り込んで上昇する「理想相場」
※株価10倍だが、売上や経常利益が2倍程度など
— お宝銘柄を見つけるための常識・非常識
・PERは期待値として見るか、指標として見るかで判断が逆転する
★2つの銘柄の内1つを選択しなければいけいない場合
→迷わずPERが高い銘柄を買う(期待値として見る)
★3月決算企業は5月上旬から中旬にかけて、
前期決算と今期の会社予想を発表する
→ 証券アナリストや四季報記者はこれを受けて、
独自の業績予想を立て、それが夏号(6月中旬)に反映される。
→ ★市場が気づく前に自身の業績予想を立てていち早く仕込むべし!
— 手を動かして気づきを得る
①★適時開示情報閲覧サービス(TDnet)で決算短信を見る
→業績数字がまとまっている1ページをしっかり見る
②★決算短信と四季報春号の業績数字を比較する
→特に売上高、営業利益の前期実績と今期予想に注目
— 相場が大きく下落した時の銘柄選択
①★日経平均やTOPIXの下落率を大きく上回って下落した銘柄
②★下落相場でもしっかり業績を出している企業
→業績予想に「上方修正 前号比」が含まれている企業
→本業の稼ぐ力として「営業利益」
財務活動を含めた企業の強さとして「経常利益」を扱う
→持分持株の配当がある商社やキックバック(販売奨励金)
がある小売は、営利と経利に乖離がないか要確認
③★下落局面で自社株買いをする企業
→ 経営者が迷いに迷って、最も安全で確実な資金の置き場を
「自社株」と判断する → 自社の業績に自信がある証拠
— 政策・国策から相場を見つける
・★テーマを探す方法として、以下リストを作成し、業種を確認
・株価の上昇率(3ヶ月)の高い順にして
・年初来の高値と安値に注目
— 巻頭3ページの「各号のポイント」と巻末の「編集後記」
・各号のポイント
→特に「市場別決算業績集計表」で全体の業績を確認し、
同規模や同業種の銘柄と比較して優位性を確認する。
・A自己紹介:業種、上場した日、決算月、特色、事業構成を確認
・Bコメント:見出し、記者の貴重な「参考意見」を確認
・E財務CF :自己資本比率50±20、営業CFがプラスか確認
・J業績 :増収率20%超?営業利益率10%超?を確認
— 成長株と優良株と割安株
・成長株:売上高が4年で2倍
・優良株:安定的な株価上昇を続けている
・割安株:自己資本比率 70%超の健全、PBR 0.7以下の上昇余地残し株
— シクリカル株とV字回復株
・シクリカル株:市場関連株、景気循環株
→素材株 :化学や鉄鋼、非鉄、ガラスなど
エレキ株:半導体など(3、4年の周期)
機械株 :設備投資のサイクルに影響を受ける
・株価サイクルは、減収増益で大底、減収減益で続落
増収増益で続伸、増収減益で天井 -
会社四季報を読み込んで何十年のベテランが過去の事例を振り返りながら、四季報を読んで気づいたテンバガー候補の見つけ方を紹介する本です。 なかなか見方が難しい四季報と雑誌やSNSの情報に惑わされないコツも学べます。
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・日本株×四季報情報についての概要情報。
●10倍株の特長
・成長性が高い:売上成長率が年率20%超え(=4年で2倍以上)
・高利益率:売上高営業利益率が10%以上
・オーナー企業であること
・上場5年以内
●四季報オンライン
https://shikiho.toyokeizai.net/compare/4384-4443-4194-3994-3923?checked=net_sales,ope_income,ratio_of_ope_income_to_net_sales,net_income,ratio_of_net_income_to_net_sales,per,pbr,market_capitalization,roe,ratio_of_net_worth -
会社四季報を何十年にもわたり通読し続けている四季報マニア本。
投資初心者向けと思われる内容で、四季報を活用した株式情報の探し方や、投資に対する考え方などが紹介されている。
ある程度投資に関して知識のある読者にとっては物足りない内容と感じた。
著者は野村證券で長い間日本株セールスを担当していたとのことで、自身が投資家というわけではなく、後から振り返って都合よくテンバガーを達成している株を紹介しているだけのようにも感じられた。
ちなみに本書は2018年に販売されており、RIZAP、日産などが絶賛されている。2022年時点で、それらの株価がどうなったかは明らかだ。 -
四季報を20年も読み続けるというのはスゴイの一言に尽きる。
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他の株式投資のノウハウ本と違うのは
【著者・会社のストーリーがリアルに織り込まれていること】
読みやすくて、夢中で読みました。
株式投資の本は、どうしても教科書的なタッチになってしまい、勉強にはなるのですが、どこか共感というか熱を持って読み入れないことが多いです。
しかし、この本は著者が20年間、四季報を毎号読破しているだけあって、随所に魂こもっている感じがしました。
YouTubeでは解説動画もあるので(著者とは別の方のようですが)、そちらと併せて理解が深められそうです。 -
四季報読破を20年以上続けている元証券セールスマンによる解説本。テンバガーを狙う基準の解説をしているのはもちろんのこと、四季報の魅力や楽しみ方も書いており、より一層四季報を楽しく読むことができるようになる。4つのポイントとして、増益率、営業利益率、オーナー経営者で筆頭株主、上場5年以内を上げている。
最後に番外編としておもしろコメントを載せているが、かなり笑えるので個人的には一番よかった箇所。