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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (349ページ)
感想・レビュー・書評
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少女が閉じ込められている。
声を変えた匿名の119番通報が入る。
救急隊の真田隊長らが廃業した販売店に向かうと、処分待ちの大型冷蔵庫の中に血塗れの少女が監禁され、その背中にはドイツ国旗のようなシールが貼られていた。
さらに次の犯罪が続く。
救急隊がメインというのも珍しく、その勤務体系や活動内容も事細かに描かれており、普段見えない大変さも知ることができる。
トリアージタッグがキーになっている話ではあるけれど、たくさんの要素の問題が詰まっている。
ほんの少しの事象からどんどん悲劇の渦が大きくなり、いろんな人の人生の道が狂っていく。
事件は解決するが、問題の根幹は「知る」ことしかできない。
何もない日常が本当に脆い土台で支えられているということに気付かなければならない。
コロナ渦で過酷な状況下に置かれている方はたくさんいるが、日々人命と向き合っている消防隊員にも一日でも早く平穏が戻ることを祈念する。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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