モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ (幻冬舎文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 差し歯の下りは、私も経験があるので、身につままれる感覚だった。

  • インターネットなどで見かる、賛否の分かれる事柄を、賛成と反対の両方の意見を併記し、アンケートなどによる数値データで示し、かつ自分はどちら側であるかを明記している。
    そこには、性差という視点が入ったり、経済的格差という視点が入ったり。賛成反対の対立構造を、色んな視点から眺めた上で、結論が出ずにモヤっとする事、として紹介している。

    自分の反対意見を、面白おかしく取り込むには良い本だと思った。一方で、あくまでも結論の出ていないからモヤっとする事、なわけで。一方的にこれが正しい事だ!と断ずるものは一つもない。なので、あのおかしなやつらを断罪するために正しい行動は何かを調べてやる!という人には全く向いていない。
    議論の最中にあり、良いも悪いも答えが出るのはまだしばらく先の話である、と、この本を読んで理解してもらいたいものだ。

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著者プロフィール

宮崎 智之(みやざき・ともゆき):1982年生まれ。東京都出身。文芸評論家、エッセイスト。明治大学文学部卒業。地域紙記者、編集プロダクションなどを経て、フリーライターに。人間観察、現代の常識・非常識、カルチャーなどについての執筆を得意とする。著作に『モヤモヤの日々』(晶文社)、『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎)、『平熱のまま、この世界に熱狂したい』(幻冬舎)、『宮崎智之セレクト 中原中也名詩選』(アンソロジー、田畑書店)、『モヤモヤの日々』(晶文社)、共著に『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)などがある。共著は「紀伊國屋じんぶん大賞2020」の14位に入選。文學界2023年9月号「特集 エッセイが読みたい」号を企画協力、寄稿。

「2024年 『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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