“社風”の正体 (日本経済新聞出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 企業文化・企業組織に関する読書案内。様々な著作や研究が採り上げられており、これはこれで有効。(いろいろ買って読みたい誘惑に駆られてしまう。)
    第6章・金融業に関する章が殆ど唯一の著者独自の経験や考察であると言ってもいいかもしれない。
    社風・企業文化のマネージメントは、古今東西の大きな関心事項であるが、正解はないというのが実際。トヨタについて触れられていたところで、『文化は偶然にできたものではなく、意識して創り上げ、伝承してきたものであり、そのための人材養成』というくだりが、大事である。長く時間がかかるものであり、結果が直ぐに見えるものではない。失敗するかもしれない。それでも心を砕いて経営者・社員が一丸となって取り組む優先課題なのだろう。
    また、本書には最近のイノベーションの影響についても論じている。AIが企業文化に与える影響、またどのように活用するのか、今後実例検証もでてくるであろう。スピードが求められている時代、待たずに色々取り組む必要がある。

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著者プロフィール

評論家

1956年福岡県生まれ。79年東京大学法学部卒業、日本銀行入行。90年大蔵省銀行局へ出向。日銀調査統計局企画調査課長、経済産業研究所上席研究員、日銀金融機構局審議役などを経て、2012年経済産業研究所上席研究員、2013年大分県立芸術文化短期大学教授。2018年退職し、著述活動に専念。

「2022年 『リスク、不確実性、人類の不覚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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