銭ゲバ 大合本 全4巻収録 [Kindle]

  • ゴマブックス株式会社
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感想・レビュー・書評

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  • 不幸な身の上の蒲郡風太郎を主人公にお金の強さと怖さが表現されている生々しい漫画、全4巻の合本です。
    長野県松本市の貧しい母子家庭で育った風太郎は、早くに母を亡くしてしまいます。
    医者は銭の無い彼らを助けず、風太郎はお金こそが全てであると悟ります。
    出来心による盗みを親切な隣人に目撃され説得されますが、銭が全てに優先されると信じ込んだ末に殺してしまいます。
    ここから、悪党としての人生が始まるのです。
    資本主義というより拝金主義の色が濃い漫画ですが、お金の持つ力に関して現代でも色褪せず通用する内容です。
    銭=幸と信じている風太郎は正しいのか、難しい問題ですね。

  • 絵はコミカルだけど、内容は地位、名声、金にスポットを当てたドロドロ風。最後の自殺が急過ぎた気がする。

  • 名前は知ってるけど初めて読む。守銭奴的な人物の話かと思ってたら違った。
    決定的な第一話など話の面白さは元より、左右非対称な顔や劇画的なコマ割りなどのよさにも惹かれた。

  • 同じような精神構造だった。

  • 思ったよりブラックで面白かったけど、社長になったあたりがピークかなー。
    金持ちになっちゃったら、金をばらまきまくる感じで、
    これはこれで違った良さはあるものの、やはり落ちてしまう。
    政治のあたりは蛇足感あるし。

    銭ゲバの身代わりになった人が5年間失踪してて、
    その子供が赤ちゃんのままとか、そういう絵の適当さもひどいw
    身代わりの人、整形したみたいな描写あったけど、
    最初からあの顔だった気がするしw

    小畑純子を絶望して殺すのは非常に良かった。
    結婚相手が自殺したのは、めっちゃ悲しかった。

  • これは文句なしの名作

  •  タダだったから読んでみた( ´ ▽ ` )ノ

     奇しくも本日訃報が伝えられた(合掌……)ジョージ秋山先生の代表作の一つ( ´ ▽ ` )ノ
     最底辺の悪党が知略と暴力で頂点へのし上がっていくピカレスクロマン( ´ ▽ ` )ノ
     いかにも昭和チックな荒々しい(というより粗々しい)絵と勢い任せのストーリー展開( ´ ▽ ` )ノ
     五年前出稼ぎに行ったきりの藤村俊二もとい藤村俊次郎宅に赤ちゃん(奥さん、浮気したね?)がいたり、一度きりの交わりで授かった赤子が突然登場したり、まともな感覚で読んでいたら頭がおかしくなりそう( ´ ▽ ` )ノ
    「銭とは人にとっていったい何なんだろう?」ってテーマを描くことだけが本作の目的ゆえ、細かいことなんかどうでもいいんだ( ´ ▽ ` )ノ
    (公害問題が結局ほったらかしになるのはどうかと思ったけど……)
     ラストの唐突さには唖然呆然……まあ、当時のマンガ(タイガーマスクとか)やドラマにはこういう感じのやつが多かったけど……(´ε`;)ウーン…

     まあ全体としてみると、作者がまだ若かったからか、結局勢いだけが先走り、テーマ空回りで終わっちゃった感(>_<)
     傑作名作とは言い難いけど、追悼の意を込めて星4つ。
     

     渡良瀬(橋)( ´ ▽ ` )ノ
     城南電機( ´ ▽ ` )ノ

     にしても、新聞スクラップ(゚д゚)!
     本編と無関係の逮捕記事、容疑者の名前や顔写真がしっかり載っちゃってるけど大丈夫!?(わざわざ創作したものじゃないよねえ?)(゚д゚)!
     当時(昭和40年)はともかく、令和現在のコンプライアンスでは……訴えられるんじゃないの?(゚д゚)!
    2020/06/01
    #930

     

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