コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (463ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ロジックだけではなく人を動かしていくための感性・心理学、通説やWhy not yetを疑う、など、とても切れ味があって実践的な問題解決の手法を学べた
-
この本の良いところは、コンサルのよく使うツール(フレームワークなど)について有用性を認めつつも、弱点や限界などについて指摘していることだ。(所謂、クリティカルシンキング)
従って、コンサルのフレームワークなどについて、引っかかっている部分がある人は、もしかしたら言語化されたような感覚を覚えるかもしれない。
また、ORからANDへという指摘については、自身の考え方に大きく影響を与えた気がする。
これまで、あらゆることを無意識にトレードオフで考えていたが、見方次第(戦略次第)でトレードオフに必ずしもならないとのこと。
(本書ではコストと価値のトレードオフやESGを例にしていた)
これを個人のキャリアに当てはめると面白い。
キャリア選択で「やりがい」「市場価値(待遇等)」「残業」などをトレードオフで迫ってくる人がいる。
確かにある程度の相関はあるのかもしれないが、やり方次第でそうではない可能性もあると希望が湧く。そういう意味で、理想を追い求めるのも悪くないと思えたので良かった。 -
最初の方は面白かったけど、最後の方だらだらと書かれていて飽きてきた。最初の方だけで良いと思う。
-
読みやすかった。課題設定と問題解決のやり方はこんなにもあるのかとびっくり。なぜなぜ分析は以前に何回かやったことあるので、その頃を思い出しながら読んだ。使いこなせるともっといろんなことに考えが及ぶようになるんだろうな〜。
-
こういう本は嫌いなのだが、これは意外と面白かった。
例えば、仮説を検証し間違っていれば、ずらすことによって修正していく。市場をずらしたり、自社の強みをずらしたり。面白い。
また、結局はみんながconstraintsだと思っていること、壁だと思っているところをどう壁じゃなくするかという戦いだということ。結局は仏教じゃん…と思った。壁や境目や線を消して全体で捉えることである。
また、未来を予測するのにいちばん強いのは自分でその未来を作ることである、という言葉が自分ぽくて好きだった -
ところどころ鼻につく感じはあるものの、コンサルタントや問題解決の思考法がわかりやすく書かれていた。
-
安宅和人さんの「イシューからはじめよ」とも通じる考え方も多々有り(マッキンゼーの考え方かな)。
問題の本質に迫るために問題を仮説を持って見に行く・出口を意識して課題設定する方法や、Why?を繰り返しながら課題を深堀り、Why Not Yet?の観点を考慮に入れてその上でHowを考える、一歩引いて疑い深くなる、「仮説を持つ勇気」と「仮説を壊す勇気」併せ持つこと(一旦設定した仮説を必要に応じて再検討すること)などなど考え方が参考になる。「イシューからはじめよ」を再読した上でこちらももう一度読み込みたい。 -
マッキンゼーとボスコン。
名前を聞くだけで、
「ははーっ」となってしまいそうな、
この2つの長所短所を分かりやすく解説。
そこからの説明だったので、
あとの話が入ってきやすかった。
「コンサルを超える」のは
もちろん簡単ではないけど、
その思考は持つべきだと勇気づけられた。 -
【 #書籍紹介 】 @BizHack1
問題解決の本。
40代くらいのギラギラしたコンサルとは違い、
俯瞰して書かれている。
マッキンゼーとボスコンを知る著者が、
60代半ばだからかも。
自己に落とし込むのにちょうど良い感じ。
#コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法
https://amzn.to/3PN1A5v
2022/07/24