単身赴任の旦那様と6年ぶりの溺愛生活 (LUNA文庫) [Kindle]

著者 :
  • 天海社
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感想・レビュー・書評

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  • 別の作者さんの『将軍閣下は溺愛苦悩中』を読んだすぐ後に、似た設定の話を読んでいるのは大手ネット書店のリコメンドのせいである。
    さて、コメディは好きだが、こんなコメディは嫌いだ。ナンセンスでも風刺でもブラックでも不条理でもない、強いて言えばスラプスティック、小説版"よし◯と新喜劇"だ。それとの違いは、"馬鹿だけどいい人"がいるかいないか。この作品はいない方。
    作者さんの意図がドタバタ劇であるなら微に入り細に入りの濡れ場は不要だ。それとも風刺なしのギリシャ喜劇だろうか。理解に苦しむ。
    作者さんの作品で好きなのもあったんだけど、思い返すと、笑いを取りたい方なのかもしれないと思えてきた。
    大手ネット書店で★が4.0を切る作品を読むのは危険だと思いつつ、ごくまれに3を切る作品が私にとっては5だったりするから切り捨てられない。

  • 6年ですっかり綺麗な美少女に成長した19歳ヒロインに最初遠慮して距離を置こうとする旦那様が、早々に超溺愛に転じたときは、「奥様が子どもから成長する時期に離れてて良かったのかも…そばで過ごしていたら更に危ういことになりそう」と思った。ら、そこからあっという間の溺愛を更に上回るやべー奴が次々に出てきた笑。
    よくロマファンに出てくる、謎に自己評価高い当て馬令嬢的な役回りが、この作品では第二王子でした。
    短いけど溺愛も美麗なイラストもしっかり楽しめる作品。

  • 虐待されていた12才の令嬢を救い保護する為に結婚したヒーローはとても真面目な男性です。でも惚れたら一途で溺愛と執着が止まらない。横恋慕する王子の行動はあり得ない程のクズ。ジェットコースターみたいなストーリーでした。

  • 無駄のない、流れるようなラブコメ。

  • Kindle Unlimitedにて。
    旦那様……変貌しすぎ!!!そして、当て馬王子はしつこすぎるし、俺様すぎる!!!ちょっと、男性陣濃い味すぎません??読んでて胃もたれしました。。笑

  • Kindle Unlimited版読了。

    亡き伯爵の妾の子として継母に使用人以下の扱いを受けていた所をヒーローの花嫁として引き取られる事で救われ、美しく成長しヒーローに恋した19歳庶子ヒロインと、王宮での覚えもめでたい生真面目で温厚でむっつりな30歳男爵ヒーローとの新婚ラブコメディです。

    112Pの作品で、挿絵付きです。

    TL小説のヒストリカル風ロマンス作品で、ヒーローが単身赴任設定って珍しいよね…と思い、読んでみる事にしました。

    年齢差11歳のカップルです。

    2人の出会いは6年前で、ヒロインが12歳、ヒーローが24歳でした。

    ヒロインは亡き伯爵の妾の娘で、伯爵家では継母によって虐待されて育ちます。
    ある日、ヒロインの異母兄である友人に頼まれたヒーローが、12歳になっていたヒロインを花嫁として引き取り、男爵家で優しい人々に囲まれ大切に育てられます。
    ヒーローはヒロインを引き取った1年後に北の砦へ赴任する事になってしまい、6年間離れ離れの生活を送ります。
    ようやく任期を終えたヒーローが6年ぶりに帰ってくると、そこには美しく成長したヒロインが待っていました。

    ヒーロー視点があるので、ヒロインを本当の花嫁にしようと引き取った訳ではなく、年の離れた妹もしくは父親のような気持ちで引き取った事が分かります。

    ヒーロー母が優しい人で、ヒロインを本当の娘のように可愛がってくれているのでホッとします。

    13歳から19歳になる6年間は、男女共に1番変わる思春期の時期なので、設定が美味しいと思いました。
    美しく成長したヒロインを見てヒーローは一目惚れをしてしまうのですが、もっと悩んで拗らせるのかと思ったら、その日の夜に夜這いしてきたヒロインの魅力にコロッと落ちて初H展開になるので、予想外にチョロいヒーローでした(笑)。
    ヒーロー母が告げたように、本当にDTだったのかどうかは不明でした。
    その後のヒーローの溺愛というか浮かれっぷりを見て、「…真面目な人程ネジがゆるむと色々と大変なんだな」としみじみと思ってしまいました。

    何だか全体的に、文章が読みにくかったように感じました。
    特に一ヶ所、ヒロインが舞踏会で「キュアアア」と悲鳴を上げているのは、誤字なのか本気だったのかが不明でした。(^_^;)

    途中、ヒロインに横恋慕した第2王子が暴走しかけましたが、結果的にはヒロインとヒーローの愛情をより深いものにした噛ませ犬の役割でした。
    しかし、第2王子の常軌を逸した執着が最早ストーカーで、結構怖かったです。
    ただ、ヒロイン実家はまた後で何かしてくるのではないかと心配になるので、再起不能になるくらい決定的な罰を与えて欲しかったです。

    挿絵は美麗でした。

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著者プロフィール

2008年頃からWEB上に小説を公開し始める。2016年、本作でTL小説デビュー。別名義でも活動中。

「2016年 『聖女の結婚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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