敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法 [Kindle]

  • 英治出版
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感想・レビュー・書評

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  • 「ニワトリでなくブタになれ」は、この本に出てきた。

    相手を変えることではなくて自分を変えていくこと、自分がその問題の一部にならないとその問題を解決することはできないこと。

    やっぱりそれしかないのだ。

  • 主張するだけではなく関わること(どちらか一方になりがち)や、「聞く」ことの重要性、傍観者ではなく踏み込んで当事者になること、大切なのは自分が変わることだと教えてくれる。
    ストレッチコラボレーションでは自分でコントロールできるというのが幻想であることを意識するところから始まる。
    『未来を変えるために本当に必要なこと』も読んでみたい。

  • 実質U理論の本だった。

  • 大変よい。最近いくつかコミュニケーション系の書籍を集中して読んでいます。選書が偏っていたのか、雑にまとめると「あいつが悪い嫌いは、私がこれからどんな行動をするかとは、正直何の関係もないので、さっさと前進しろ」という主張を私は読み取っています。この本ではそれを「ストレッチする」と表現していると理解しました。

    ストレッチのうち「自身の行動を変えることの抵抗を捨てる」については私の過去の経験から納得感が強いです。外部から評論家みたいに「あれをやれ、これをやれ」っても全然進まなかったのですが、内部に飛び込んで「これは私がやる、ここだけ頼む」としたら物事を大きく前進できたのですね。

    なので自身が一歩踏み出すことの効果は私の実感としてあって、それが本書の著者のスケールまで効果があるというのは、すごく励まされました。スケールさせるには、本書末尾にある訓練を積む必要はありそうですけど。

    著者による出版記念講演が、完璧な要約になっています。前中後。 https://www.change-agent.jp/news/archives/001173.html

    こちらの要約なども。 https://www.s-locarno.com/entry/2018/12/02/161154

  • 筆者と同じような境遇に陥っているなぁと痛く共感。
    嫌いな人、反りの合わない人とも協働をすることってなかなか難しいなぁ、と思いつつ、そこからしか切り開ける道は無いとも思いました。とにかくやってみる、行動してみる、そこから何か変化の兆しが見えてくる、そう思ってやるしかないと。

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著者プロフィール

レオス・パートナーズ社パートナー。オックスフォード大学経営大学院「科学・イノベーション・社会研究所」特別研究員。過去にはロイヤル・ダッチ・シェル社にて社会・政治・経済・技術に関するシナリオチームの代表を務める。1991~92年には南アフリカの民族和解を推進するモン・フルー・シナリオ・プロジェクトに参画。以来、企業や政府などの問題解決プロセスのオーガナイザー兼ファシリテーターとして、これまで50カ国以上で活躍している。アスペン研究所ビジネス・リーダーズ・ダイアローグ、組織学習協会(SoL)のメンバー。カリフォルニア大学バークレー校エネルギー・資源経済学修士、バスティア大学応用行動科学修士。2022年には、シュワブ財団の「ソーシャル・イノベーション思想的指導者2022」に選ばれた。著書に『敵とのコラボレーション』『未来を変えるためにほんとうに必要なこと』『社会変革のシナリオ・プランニング』『共に変容するファシリテーション』(以上、英治出版)など。

「2023年 『それでも、対話をはじめよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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