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感想・レビュー・書評
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ゲームモチーフの傾向が(少なくとも序盤は)強かった「蜘蛛ですが、なにか?」を読了して、続いてはゲームモチーフの傾向がほぼ無い「フシノカミ」を読了。さて次は、と考えたところで、序盤だけ読んでそのままになっていたそのまんまゲームモチーフな本作を思い出したので、もう一度最初から読み直した。
私は1978年生まれなので、世代的にはばっちりと「子供の頃にテレビゲーム黎明期のRPGと出会い、ハード・ソフト両面の進化をその身で体験してきた」という、本作の主人公と同じ境遇であり、同じ世代を生きた主人公には非常に親近感を抱いた。
内容的には、神に愛されて恵まれた天然気味朴念仁な主人公による、転生先での順調な生活の始まり。異世界転生ものとしてはかなりのありがちなパターンである。ただ、主人公がひたすら謙虚で誠実で、タイトル通りにあらゆる事に感謝を惜しまない人物であるという点だけが特徴と言える。
現時点ではあまり目新しさは感じないので評価は3/5としたが、まだ全体の1/7しか読んでいないので今後の展開次第とも思う。
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