愉楽にて (日本経済新聞出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2018年11月発行、もうちょっと前に発行されていた気がするけど、意外と、まだ1年半ぐらい。
    この小説は、日経新聞の朝刊に連載されていた。経済新聞の連載小説にしては、官能的な描写の多い小説だった。随分以前に渡辺淳一が、同じく日経新聞の朝刊に官能的な小説を書いていたが、それ以来。
    私も、日経新聞の朝刊で読んでいた、というか、結構楽しみにしていた。
    私は、自宅で新聞を読んでから出かけるけれども、通勤電車の中で日経新聞読んでいる人も多いはずで、なかなか微妙な気持ちになったりしないかな、と思ったりしていた。
    好き嫌いが、はっきりと分かれる小説だと思う。
    私は、虚無的な雰囲気が好きだった。

  • すごい世界だなと思った。そして何とも面倒くさくつまらないとも。ありきたりだけど普通が一番と思ってしまった。
    はじめは久坂さんより純情な田口さんに感情移入していたのだけど、マニアックな試みをする久坂さんに惹かれていったし、女性の扱い方が素敵だなと思った。
    富裕層の盛者必衰が垣間見えたりする部分も面白かった。テクノロジーや中国の台頭により、彼らも安泰というわけでなく漠然とした不安があるのは庶民と同じだと思った。

  • モデルになってるのはあの人かな?あそこの店かな?とか思いながら読了。自分と世代が違う人たちなので、程良い距離感を持って覗き見する下世話な感じで楽しめた。
    林真理子作品を読むのは初めてだったが、男たちに厳しく、魅力的な女性が多いのは彼女のスタイルなのだろうか。

  • 図書館本。人気予約本だったから?予約して読み始めるも、どんどん気分が悪くなっていくような。現実ってなんだか悲しい。

  • いかにも林真理子の小説って感じ。
    おじさんたちのテキトーさにイライラしながらも、
    ついつい読んでしまう。
    でも、やっぱりこういう方たちには、
    ギャフンと言わせたい。

  • 日経に連載されていた小説でした。
    個人的には終わり方が消化不良だったなぁ。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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