目覚めた瞬間から溺愛生活 眠り姫を待ち続けた美しき青年王 (ティアラ文庫) [Kindle]

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  • プランタン出版
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感想・レビュー・書評

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  • 大きな波風はほとんど立たない話。眠り姫モチーフで、タイトル通りヒーローはずっと眠り続けていたヒロインのことが好きなので、ヒロインがヒーローを好きになるまでの話、という面が大きい。ともかくめちゃくちゃにヒロインを溺愛するし普通に手も出す王子様なのがかえって童話らしいというか(グリム童話かなんかにそういうバージョンもあるものね…)。

  • Kindle版読了。

    魔女に呪いを掛けられ16歳の姿のまま20年間眠り続けていた純真無垢な16歳王女ヒロインと、ヒロインが目覚めるのを20年間一途に待ち続けた有能な27歳国王ヒーローとの溺愛系ラブストーリーです。

    『眠れる森の美女』のパロディ作品です。
    ハッピーエンドのその後というか、ヒロインが眠りから目覚めた瞬間から物語が始まります。
    細かなツッコミ所は多々ありましたが、おとぎ話を題材にしたタイトル通りの溺愛系ラブストーリーで、さらっと読める話だと思います。

    ヒロインは大国の王女でしたが、魔女に呪いを掛けられ16歳の姿のまま20年間眠り続けていました。
    ヒロインを目覚めさせてくれたヒーローは隣国の王で、20年前にヒロインと仲良く遊んでいた7歳の少年が成長した姿でした。

    …20年間、ヒロインを一途に想い続けていたというヒーローですが、DTとは思えないくらいHが手慣れた感じだったのが残念でした。
    どうせなら、もっとDT感を出して欲しかったです。
    初Hはヒロインが目覚めた翌々日だったので、展開が早すぎました(笑)。
    ヒロインが自分の気持ちを自覚してないまま、ヒーローの情熱に流されるように致したのが残念でした。
    H描写は濃くて、大変好みでした。
    個人的には、せっかくヒロインが眠り続けているというシチュエーションなのだから、睡眠姦がテーマのエロでも美味しかったと思います!

    呪いの力を跳ね除けるのは愛の力というのがおとぎ話らしくて良かったのですが、悪い魔法使いが再登場するシーンのお約束の展開が色々と大げさというかわざとらしく感じてしまい、読みながら目が滑ってしまいました。

    7歳だったヒーローとヒロインのエピソードを、もっと読みたかったです。
    あと、ヒーローが過ごした20年間を断片的で良かったので、ヒーロー視点で読みたかったです。

    ヒロインと一緒に国王達も眠らされていたようですが、国民はどうなったのか特に説明がなかったので気になりました。

    蛇足ですが、ヒーローが小麦を秋に収穫するとヒロインに説明していましたが、基本的に小麦の収穫は夏前だと思います。

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著者プロフィール

東京都出身のフリーライター。2010年、水城のあ名義でTL作家デビュー。溺愛系作品を多数執筆中。

「2023年 『愛のない政略結婚のはずが、許嫁に本気で迫られています』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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