私自身の不勉強でいくつか理解には至らなかったが、文章自体は丁寧で一つ一つ順を追っており、わかりやすい。
強調したい部分もよく伝わってくる。
もう少し他の本を読んでから再読すると、きっと理解が進むのではと思う。
神とは何かを問うことは知恵の探求であり、善く生きること。
さらには知的視力や内在的超越、無神論、知識と知恵、閑暇、哲学的悟り、悪、尊厳、真の自由・・・
ここに書き切れないほどのたくさんの発見があり、最後まで面白くて仕方なかった。
ところどころ人柄が推し量れるような筆者の考えが見られるのだが、凝り固まったものではなく、とても90ほどの年齢の方とは思えない。
お亡くなりになったことがとても残念。