マリエル・クララックの婚約: 1【イラスト特典付】 (ZERO-SUMコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2人が仲良くなっていく過程がゆっくりしていて、とても萌えました!!
    一気に全巻買ってしまいました!!眼鏡で堅物のデレは、たまらないです!!!

  • 『神作家・紫式部のありえない日々』とテイストの似通った女性作家主人公系の少女マンガで、こちらはいわゆる「なろう系」的な、欧州調宮廷ファンタジー。

    適齢期の子爵令嬢、マリエル・クララックにある縁談が舞い込む。社交界でも顔がほとんど知られていない地味な彼女に結婚を申し込んできたのは、今まで浮いた話が一つもない、近衛騎士団の見目麗しき副団長。「何で?」と思いつつパワーバランス的に断れず承諾した理由というのが、

    ・貴族の結婚には初手から愛がなくてもまあ当然だし、相手もそこは期待してないだろう

    というありがちな消極的理由だけではなく、

    ・婚約者のビジュアルが性癖(オタク的タームとしての「性癖」)にジャストミート
    ・華やかな宮廷は自分にとって、素材満載でむしろ美味しいが?

    という2点が付随する。というのも彼女は宮廷のゴシップをアレンジしたロマンス小説を執筆し、しかも何作もヒットを飛ばしている人気覆面作家なのだから。マリエル先生、18歳ですよね?現代日本文学世界でたとえると、綿矢りさとか宇佐美りんみたいな若手スター作家さんですか?

    主人公のキャラクターに現代のオタク女子的要素を取り込み、テンポよく物語が進む。ブロマンス派の親友と妄想で盛り上がったり、社交界の華とそのご友人から浴びる罵倒を「ご褒美」と堪能したり、婚約者殿とのデートから帰ると取材メモを爆速で作成したりと、マリエルの行動を奇行と言うのはたやすいが、ペンに魂を売った文筆家の性が意外とリアルに描けているような気もする。それに、理由はどうあれ、この婚約者殿がマリエルの作品を欠かさず読んでいる(官舎にも置いてある)ので、「推し作家と婚約できてしまった男子」的な側面もちらちら見えて面白い。というか、騎士団内で「副団長はロマンス小説がお好き」とか噂は立たないのか。そこは武力鎮圧しているのか。

    少女マンガはもともとお若い女性読者のエンパワメントになるような素材が選ばれていることも多く、本作品も明らかにその一つだと思うけど、「仕事をあきらめない」「理想のパートナーも(期せずして)ゲット」「不利な状況からの成長」と、ハーレクインシリーズに通じる要素が多くて、ふむふむと面白く読んでしまった。

    以後、この二人が宮廷周りで起こる事件の解決に奔走するさまはクリスティの「おしどり探偵トミーとタペンス」シリーズ的なので、込み入ったものではないけれど、ミステリー的な展開も楽しめます。

  • メガネ✖️メガネ!二人とも超マイペースなのが、意外とうまく噛み合っていて良いです。

  • 4巻まで読了。
    *****
    原作:マリエル・クララックの婚約/桃春花(アイリスNEO)
    原作既読。

  • マリエルがずっとかわいい。シメオンさまもかわいい。

  • 好きですね~こういうの!
    主人公の目をキラッキラさせながら影ながら暴走している感じが人生をとても楽しんでいる感じでとても面白いです。
    また、その様子に面白いと感じつつ、つっこんだり、とめようとしたりしているシメオン様の様子が面白いです。
    続きに期待です。

  • "『婚約者はなるほどおとなしい女性で
    我が幼馴染はなんだかんだ望みの相手を自分で見つけたのだーー…』
    「は?そんな話しましたか?
    というかマリエルは普通ではありませんよ
    まぁ一見地味に見えるのはわかります 私もたまたま彼女の一面を知りまして
    3年ほど前から見かけるようになったのですが」
    「3年」
    「ああ彼女には言わないでおいていただけますか
    少々…色々と伝えるべきが込み入っておりまして」
    「ほぉ」『なんかすごい喋るな……』"[位置No.83/202]

    原作は知らないけど気になったので。
    原作結構出てるのね。オレリア様はなんだかんだで良い友人になりそうな感じが良い。
    これに限った話じゃ無いけど、基本がヒロイン視点で進む話の中、ヒーロー視点があると読んでる側としては美味しいし、さらにヒロイン以外でヒーローを客観的にみる視点があるとさらに美味しくて楽しい。

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