千歳くんはラムネ瓶のなか (ガガガ文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • スクールカーストにおけるリア充の実態についてのお話
    「このラノ」で書かれている通り
    『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
    『弱キャラ友崎くん』に連なる作品
    20代より上の世代が
    異世界でチートでTUEEEしているのと
    比較にならない「健全さ」であり
    是非中高生に読んでもらいたい作品には違いないが
    違いないが
    これらの「健全さ」は
    かつてのジュブナイルのような「正しさ」とは異なる
    らいとのべらないずされたものだなあとは思う
    小説としての完成度と
    娯楽作品として読んでほしい読者に近づくことの
    両立はもちろん難しいことであるにせよ
    時代に沿って読み捨てられていくものと
    いつまでも読み続けられていくものとに
    貴賤の差はないにせよ
    本作について言えば
    キャラクタの多さを制御しきれていないあたり
    技術の未熟さを感じる

  • ぼくの青春です

  • シリーズ1冊目、山崎健太編▲学校裏サイトで叩かれながらも高校のトップカーストに君臨するリア充。引きこもり生徒の更生を頼まれるが…▼舞台はソースカツ丼の福井、ローカルネタ多し。主人公と言えば、スクールカーストの底辺や外側がメインストリームのラノベ界隈(個人認識では、そうなのです)では異色な上から視点。本人の実力が高いと勘違い系になるのが常なのだが…早熟系かもしれないがハイスペック主人公の青春物語。チョロ過ぎたり、マウントの取り合いなど爽やかな仕上がり。男子校卒としては未知のスクールファンタジー(2019年)

  • 初めてちゃんとしたライトノベルを読んだ

    初めは読みづらさを感じたのだけれど、
    どんどんと引き込まれてしまった

    と言うか真逆のカーストと言われていた二人を
    どんどん好きになった

    10代でこの小説に出会いたかったなと思った。
    今の悩める若者たちやその他大勢に(皆んなに)読んで欲しい!

    甘酸っぱいと言う感じではなく、
    ガッツリと青春できる小説という感じ

    男同士の友情的なものに弱いのかも知れない

  • 「このライトノベルがすごい!2021」で1位を受賞した作品ということで読んでみた。

    ラノベには明るくないのだが、多くの場合は非リア側の視点で描かれるラノベが多い中で、リア充視点で進むシナリオが新鮮。

    読みやすい文章で、後半は物語に惹かれ爆速で読んでしまった。登場人物もそれぞれに魅力的なので2巻も読みたいと思った。

  • 初めてライトノベルというものを読みましたが予想以上でした。

    自分のたのしかった高校生活と鬱屈とした大学生活の両方を思い出してしまい驚いたことに号泣でした。

    表現はライトであるかもしれませんが確かな熱とヘビーな葛藤と深い洞察があるように感じました。

    ライトノベルというジャンルの印象がかなり変わりました。

  • 文章がこなれている。

    ときどき、おっ、と思うような表現を差し込んできて、メリハリがあって心地よい。

  • -

  • このライトノベルがすごい!で知って読んでみましたが、もう感動しまくりです!(笑) 思いっきり青春している千歳たちのかけ合いがとっても面白かったですね。それに、夕湖や優空、陽、悠月、海人、和希の雰囲気もとてもよくて、リアルでこんなグループに入れたらすごく楽しいだろうなぁとわくわくしながら読めました!ただのリア充ハーレム物語ではないところもすごくよきですっ!

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著者プロフィール

裕夢(ひろむ)
福井県出身の作家。『ラムネの瓶に沈んだビー玉の月』で第13回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞。受賞作を改題したデビュー作、『千歳くんはラムネ瓶のなか』を2019年6月18日に刊行。

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