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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (250ページ)
感想・レビュー・書評
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元芸者のお蔦さんと、孫で料理男子の望とのコンビが、周辺で起こるゴタゴタを、スッパスパ(?)と…。
しっかりもので、情に熱いおばあさんが活躍する物語では、
即、「お草さん」シリーズが思い浮かぶが。
こちらは、神楽坂を根城に、花柳界でならした
お蔦さんが、孫で料理男子の望とのコンビで、周辺で起こるゴタゴタに、
さらさらっと、答えを出す。
実は、シリーズでは、この作品が初読みで、
ああ、一作目から読めばよかった、勿体ないことをしたと、悔やむ。
お蔦さんの、スッキリ、すっぱりした性格が、実に気持ちいい。
この神楽坂の家には、お蔦さんと望のほか、
望の伯父で、画家の泰介が同居する。
三人の子どもを育てる妻にモラハラを行う夫の話や、
芸妓が、結婚詐欺まがいの行動をとったあげく、姿をくらましてしまう話。
日常のゴタゴタが題材なのだが、神楽坂ならではの、雰囲気のある物語。
高校生の望の仲間など、若者のストーリーもあいまって、
物語は幅広い。
じわっときたり、あったかくなったりで、
読み続けたい物語の一つになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
神楽坂の裏番?な婆様と、料理上手で優しい孫の推理譚。
色々関係が繋がってきているので
話が広がってきてる。
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