小説 天気の子 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 僕は帆高。高校一年の夏、家出して東京にきた。
    外はもう何日も雨ばかり。
    この天気のせいか、雑誌の取材のバイトで
    "晴れ女"を探すことになって……。
    そんな人、いるわけないと思っていたけど、
    僕は、ふしぎな少女、陽菜さんに出会った。
    「ねえ、今から晴れるよ」
    そう言って陽菜さんが祈ると、空から光がさしてきて……
    もしかして、本物の"晴れ女"!?

    僕と陽菜さんの、
    特別な夏がはじまる──!

    (C)2019「天気の子」製作委員会
    「KADOKAWA」HPより

    ファンタジーなんだけれども、心のどこかでなんかあるかも、と思ってしまうような、なんとも不思議な世界観.

  • 現在公開中の映画「天気の子」のノベライズ版。
    リリースタイミングはどうやら映画の公開とほぼ同時。映
    画が先か、小説が先かは好みが別れるところだけど、僕は
    どちらかと言えば「先読み派」。こちらでストーリーを熟
    知しておかないと、変なところで泣いてしまうかもしれな
    いので(^^;)。

    この先はなるべくネタバレの無いように(^^;)。

    映画・小説に関わらず、新海誠作品は「大いなる恋愛モノ」
    が殆ど。宇宙←→地球の超遠距離恋愛とか、壮大なすれ違
    いの物語とか、時空を超えた入れ替わりとか、おおよそが
    下手すれば「ベタ」と表現される世界観の元に構築されて
    いるのだが、そのベタが非常に心地よく感じてしまうのが
    凄い。

    この作品のラストでは、「世界」はとんでもない状態と化
    してしまう。しかし、そんな状況を最後に持ってきたとし
    ても、間違い無く感動と清涼感に満ちた気分になる筈。そ
    れだけは保証しておく。当代一流のヒットメーカーの才能、
    やはりダテでは無い。

    どのタイミングで映画を観に行くか解らないのだが、間違
    い無く劇場鑑賞するつもり。この瑞々しい感動が、映像に
    なったところでどうなるのか?

    楽しみにしておきます、うん。

  • 2021年6月。神津島で暮らす高校1年生、森嶋帆高は家出し、フェリー「さるびあ丸」で東京にやって来た。高校生なので、なかなか職にありつけない。フェリーで知り合ったライターの須賀圭介を訪ねる。圭介は姪の夏美と2人で雑誌を作っていた。夏美は、巨乳で、ツッコミ能力があり、人の話をよく聞くことで取材が成り立つ。帆高は住み込み・食事付きの条件に惹かれ、そこで働き始める。「祈るだけで晴れにできる力」を持つ少女の陽菜に出会う。
    それにしても、帆高は、文章をうまく操り、パソコン、スマホの使い方も慣れている。高校1年生なのだが。今の時代は、当たり前か。バランス感覚は優れているように思える。しかし、なぜ帆高が家出したのかよくわからない。
    陽菜の能力を掘り出し、その能力をアップしていく。そんな中で、帆高は拳銃をぶっ放す。
    しかし、陽菜がなぜその能力を持ったのかもよくわからない。まぁ。そういうことは、わからなくても想像に任せるというのもありなのだ。

  • なんだか入り込めなかったな〜。
    若いからかな、期待が大きすぎたからかな?

    わたしは君の名は、の方が好きかな。

  • まあまあ。面白かった。

  • 映画かな

  • 東京に雨が降り続けるようになり、天気が狂った世界。家出し島を出て東京に来た帆高は陽菜に出会う。陽菜は晴れ女だったが、晴れ女は狂った天気を元に戻すための人柱で、晴れ空を取り戻すには陽菜は消えねばならなかった。しかし帆高は天気よりも陽菜を選んだ。
    新海誠の後書きとRADWIMPSの人の解説から読み取れる両者の化学反応が凄い。ぜひ映画も観てみたい。

  • 主人公とヒロイン、彼らを取り巻く登場人物たちの心の動きが、読んでいてワクワクしました。
    主人公たちの若さ故の葛藤、大人たちの大人だからこその葛藤。
    物語終盤で起こる、壮大な追いかけっこの場面は
    文章なのに風を切ったような疾走感が伝わりました。

  • 新海誠監督のアニメ映画。2019年7月19日公開。離島から東京に家出してきた少年・帆高と祈ることで天気を晴れにできる力を持つ少女・陽菜が出会う。誰かが犠牲になって世の中が回るならばそれで良いという集団主義的な論理を否定する。
    街の看板や食品にリアルな商号や商標が登場する。商品名の歌詞を歌うことがはばかられる昭和の公共放送の感覚ではエンタメ作品は作れない。
    前作『君の名は。』では都会は憧れるものであったが、『天気の子』では都会の闇も描いている。『君の名は。』ほど万人受けする作品ではない。

  • 映画をまだみてないのですが、読み易くて、自分の好きなページで読むのを止めて気持ちを盛り上げたり、ワクワクしたり、ソワソワしたり、作品の世界観にどっぷり浸かって、じっくり楽しめました!君の名はも読みたくなりました(^^ゞ

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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