- Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)
感想・レビュー・書評
-
■感想
著者が年収を最大化させた方法を紹介している内容。
正直、ここまで自分を追い込みながら、サラリーマンとしての年収を上げようとは思わなかった。
しかし、野心のある人にとっては、とても有益な内容だと思った。
■今後の行動
本業で培った具体的なノウハウ(仕事との向き合い方、上手なサボり方など)をメモに残しておく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
▼転職の前提
・いまの仕事で成果を出していることが前提で、そのためには以下6つが有効
①「機会をもらえる環境」に身を置き、できないことに対しても「出来る!」といいやりながら爆速で時間と労力と投下して学ぶ
②未経験の仕事に対して、「無理」「ちょっと最初は補助で」とか言わずにコミットする、意見を出す、実行する
③デキる人の言動、思考をふかぼって徹底的に「マネる」
④「僕はこれをなんとしてもやりたい!」だけではなく、「企業を成長させる視点」を持つ
⑤「会社の看板を失ったら、市場から、他企業から求められるスキルレベル、経験レベルが自分にあるか」を自問自答、もしくはエージェントに聞く
⑥経営者目線を「自分」に当てはめる
・転職のタイミングは会社に対してネガティブな感情を抱いたときではなく、仕事がノッている時
▼軸ずらし転職
・業界・職種どちらかを固定し、より年収が高い別の業界・職種に転職する
・逆算思考が重要。年収が高い業界・職種をリサーチし、そこで求められるスキル・経験を明確にする。そしてそれを現職or転職先or副業orボランティアなどで獲得していく。
▼市場価値を高める5つの力
① 論理的に思考する力
② 構造的に物事を捉える力
③ 物事を俯瞰した上で、課題を特定する力
・「業界の状況・課題」「自社の状況・課題」「自分の部署の状況は?」「自分のミッションは?」という視点を統合し、自分の仕事を俯瞰して「わかりやすく伝えられる人」は市場価値が高くなる
・その上で、転職で最も評価されるのは「考えた上での行動経験値」。`
④ 課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
⑤ ①〜④を用いて組織をマネジメントする力
▼職務履歴書
①相手のニーズを把握する
・転職サイトや企業HPの「求人要項」にある「仕事内容」「求める人物像」「必要な能力」に記載されています。
②
職務履歴書に内容を書く上で大切な4つの視点
①共通点と類似点を見つける
・求人要項の必須部分に該当する自分の過去経験を書いておく
・直接的な重複がなくても類似点を見つけて経験から書く
②社内評価ではなく市場価値を意識する
・伝えるべきは結果ではなくどうやって目標達成率120パーにしたのかと言う部分です
・自分が実行したアクションの深さと濃さを書き込むのが鉄則=個人として
③自分の役割を明確かつ定量的に伝える
・STARTのフレームワークを使う
Situation:どんな環境で
Task:どんな任務を持ち
Action:自分は何を実行して
Result:結果どうだったのか
Self-Appraisal:振り返ってみてどう思うか
④面接でのツッコミどころを用意しておく -
筆者は年収240万円のホームセンター店員からキャリアをスタートした。そこから年収5000万円を稼ぐようになった。その方法や考え方が書かれている。
高い年収を得る方法は、サラリーマンをやっていてもできる。「サラリーマンでいること」のメリットを享受しながら、副業でお金を稼ぎ、高い年収を手に入れられる。
終身雇用が破綻した今、個人で稼ぐ力を持つことが必須となってきた。これが安定を生み出す。会社にしがみついていてはいけない。
筆者が年収を上げた方法は、転職と副業によるもの。「軸ずらし転職」によって年収を上げ、さらに自分の知見や経験をコンテンツにした副業を加えることで、さらに年収を上げている。
軸ずらし転職とは、業界か職種のどちらかを変える転職のこと。年収は「業界×職種」で決まる。転職で年収を上げるには「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすのが近道。これをうまく行うことで年収を上げている。
サラリーマンがやる副業でお勧めなのが、コンテンツ配信。本業で得た知見や経験を配信するのが良い。自分と同じサラリーマンの悩みは、みんな似たようなもの。サラリーマンの経験には、多くの需要と供給が隠れている。「自分と同じ悩みを持った人が、それをどのように解決し、結果どうなったのか」に価値があり、読んでもらえる。副業で得た知見や人脈が、本業に好影響をもらすことがある。この相互作用によって「個人の市場価値」を高めていくのが、サラリーマン副業をやるメリット。
感想
今の時代、会社にしがみつくのは最もダメな判断だと思う。転職で望んだ仕事に就けるスキルは持った方がいいと思った。さらに、副業をすることで、いいサイクルが回る。いずれの場合も、行動を起こさないと実現しない。がんばろう。 -
紙の書籍にて。
タイトルにかけ算とあるが、マイナビやリクルートでの勤務経験からか転職に比重が偏っている。
転職本を読んだなーという感想。
副業の方は、本職のサラリーマンで得た知見をSNSやブログで発信するという内容のみ。
副業とのかけ算についてもっと知りたかったので残念。 -
転職経験のある人からするとほとんど内容がない一冊。
最後の副業のところだけ役に立つかな。 -
副業というタイトルの本だが、
転職しない複業時代の人には自分株式会社の経営と考えて読むことも出来る
知恵や収益性を高める活動としての本業と、蓄えた経験や資産を切り売りする副業という見方が出来る。
PPMのように、金のなる木と問題児のように、収益性と成長性のマトリクスでポートフォリオを組みながら、自身の市場価値を上昇させていくという考え方があり、個人の責任が大きくなっていく、現代のビジネスパーソンに必要な考え方が紹介されている
-
短大卒・ホームセンターの店員から年収5,000万円稼ぐまでに躍進したことで有名なmoto氏の処女作。
Twitter等で既に非常に有名だったため、転職&副業に関するノウハウに期待していたが、全体的にmoto氏の成功体験談をひけらかされているだけのように感じてしまった。
一方で、実体験に基づいた経験ならではの具体的なテクニックが紹介されている部分もあり、参考にできる点はあった。
何より「年収を上げる」という点に最大限注力して、実際に若くしてそれを実現した努力と行動力は尊敬に値する。 -
うーん、肝心の副業部分の言及がほとんどないので著者の副業自慢話としか捉えられなかったね。
-
転職や副業をする際の手順や方法が書かれているので、手順を知りたい方は一通り読むことをお勧めします。