「マニュアル」をナメるな!~職場のミスの本当の原因~ (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ◯マニュアルの作り方の指南書か?と思って読むと、決してそうではない。著者の前回の本と同様、仕事の整理術という感じ。
    ◯所々、事務ミスをなめるなと同じ話が出てきて、「あー、受験の時の小論文って、テーマ変わっても持ちネタを使いまわしながら論を展開させるよな」と感じさせる一品。
    ◯根底に流れる重要性は同様であるとしても、やはり体系的かつ統計的な分析を求めつつ、指南書としての本を求める人には向かない。

  • マニュアルと聞くと、最初から文字だけの書類という印象だが、マニュアルの本質は、業務を分かりやすく書き実行することにある。つまり、見やすく行動しやすい資料にすることが大切だ。

    印象に残った言葉
    ・ダブルチェックは、責任感と緊張感がゆるむため、異常の発見率はあまり向上しないことが分かっている。
    ・文字だけより、図や写真を活用する

  • マニュアルを作る時に本書の内容をぜひ網羅してほしい。マニュアル作りを舐めていたことがわかりました。

  • よかったです

  • ミスや事故があったとき、手順を増やすとかマニュアルを見直すということは、ありがちな話だ。そういうとき、往々にして手順が煩瑣になり、ただ現場に負荷をかけるだけになっている気がした。本書では冒頭から、マニュアルは1ページに納めなければならない、と手順の長大化を戒めていて、そのあたり、わかっているなぁと思った。実際のところ、エラー対策について述べた本を数冊読んだけど、そうだよなぁと共感するのは、やった感だけ求めてもミスは減らないよ、という話だ。

    2人でチェックすると、かえってミスは増えるとか、冷静に考えるとそうなるよね、という例も多く、現場での仕事の在り方に多くの示唆を受けた。いろんな現場があるにしても、どういう領域でも、気をつけなければならないことはあるし、人間の能力は有限なんだよね。

  • マニュアルをなめている人は本当にこれを読んでほしい。
    仕事の引継ぎとか、最初から人に教わろうとしている人は特に。そう、お前らだよ。

  • 中村さん(業一前部長)よりおすすめ。

  • わかりにくいマニュアルがあふれている。
    業務を見直すためにもマニュアル作成は重要だと感じたので読んでみた。

    内容は実践的で面白かった。

    ダブルチェックは意味がないは納得。

  • マニュアルの作成ポイントをまとめた本だけど、わたしには関係の薄い本だった。ダブルチェックとは行為者とは別の人がチェックすることだと思ってたけど、チェック自体を2人で別々に行うことだと知った(そしてそれは有害らしい)。

  • 「マニュアル」を作成するためのマニュアルではない。心構えを書いたもの。 だけどさぁ、こーゆーものって基礎学力を高めて自ら導き出して欲しんだよねぇ。大丈夫かぁ丸暗記の詰め込み教育? 読了後にモヤモヤっとする。

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著者プロフィール

1972年神奈川県生まれ。国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 副連携室長。中央大学大学院 客員教授。内閣府消費者安全調査委員会専門委員などを兼務。専門は、ヒューマンエラー(人間の間違い)、安全工学、認知心理学。カリフォルニア大学サンタバーバラ校への交換留学を経て、東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。著書に『「事務ミス」をナメるな!』『「マニュアル」をナメるな!』(ともに光文社新書)、『ヒューマンエラーを防ぐ知恵』『防げ! 現場のヒューマンエラー』(ともに朝日文庫)、『多様性工学』(日科技連出版)など。

「2023年 『テストに強い人は知っている ミスを味方にする方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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