ソヴィエト旅行記 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 旅行記は旅という非日常の記述という点で幻想文学みたいなものだし、旧共産圏の記録ものは現代日本から眺めればディストピアSFみたいなもので。
    だから自分はその手合いが好きなんだろうなぁと、読みながら考えました。


    著作権のエピソードは「寂れた商店街の年末福引きで特賞の商店街オリジナルグッズ当てちゃったよ」みたいで特に好きです。
    「ソ連国内でしか使えない多額の著作権料」を貰ったジッド、でもソ連ではそもそもろくなものが売ってないからお金の使い途が無いやんけ!いう国家によるギャグ。

  • 共産主義の理念に掲げられる平等というのは素晴らしいことだと思うけど、その理想の実現はどうもこれまでどの国家でも実現していない。しかし当時はその理念そのものが新しかったことから、熱心にその思想を支持する人も多かった。今日の某国もこんな感じなのかなぁと「愛の不時着」を観たばかりの私は考えを巡らせてしまった

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