- Amazon.co.jp ・電子書籍 (1107ページ)
感想・レビュー・書評
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何回か読まないと、覚えられない。覚えなくても良い?
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P28から
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一旦2〜3章のみ。
2章の「マクロ心理学ディシプリンの経営理論」が目から鱗の連続だった。経営は本当にソフトウェアエンジニアリング的だ。それは世の中の不確実性が高まってきているということ。アジャイルな考え方が経営に適用できるとは思ってもいなかったので驚いた。3章は、「リーダーシップの旅」と似ている内容。いずれもアカデミックな内容がうまく噛み砕かれていて、とても楽しく読めた。 -
1年放置して、ようやく読了した1冊。
見た目通り非常にボリュームがあり、対象とする範囲も経営学という広範な対象全体に及んでいるため、多少なりとも事業・プロジェクトやビジネスモデルへの知識などに触れたことがないと全体を通しで読むのが辛い部分があると思う。
自身が関わる事業、プロジェクト、チームがいまどのような環境に置かれているか、その中でどのように考え、動くべきかということに対してでいうと、本書はフレームワークのような画一的なやり方を教えてくれるわけではない。ただ、どう分析し、どう考えるべきかに対しては非常に多くの示唆を与えてくれる。単なる理論で淡々とではなく、実例も適宜紹介されているし、理解を深めるための図もある。
おそらく分量に圧倒される人は多いと思うので、面白い・興味がある部分から読む、または熟読し、それ以外はざっと読みすすめるといった読み方をして、後から興味が湧いたら読み返す、というほうが良いかと思う。特に自身が関わるものに当てはめて考えながら読むと非常に面白いはずである。私は1章から順に読んだが、初回で読みすすめにくい部分はざっと目を通すなどして、とにかく読みすすめるようにして読了した。 -
非常に分厚い本だが、非常に面白く読めた。
経営分野に関する考えを整理することができる。
SCP理論。産業の独占状態によって、収益率は異なる。産業の中でも企業の独占状態によって収益率は異なる。
RBV理論。会社の中のリソースの質によって収益率は異なる。
これら二つの両方が必要。
TCEは、予測困難生、取引の複雑性、資産の特殊性が高いときは自社で行うべきという理論。
知の探求と知の深化をするのがイノベーションを産む。そのためには、ダイバーシティを実現する必要がある。
また、組織としてノウハウの共有と個人情報の共有が必要。それをうむくやるには顔を見ることが大切。
組織の記憶は特定の人が持っていた方が効率的。
モチベーション維持のためには、1多様性2アイデンティティ3有用性4自律性5フィードバックが大切。
ディープアクティングは、その人の行動が何に基づいているかを把握することで感情を制御する方法。
ストーリーを語るのは腹落ちさせるため、それをセンスメイクという。 -
ようやく読了...!
いつも感想を書くときはハイライトを見返すのですが、ハイライトが143箇所に及んでいたため、振り返りきれず、、過去最多の学び。星5つです。しかし派手に消化不良な証拠ですね。
今後は逆引き的に勉強していきたく、ソフトカバーも購入しました。まさかの。 -
面白そうだけどあまりのボリュームに手を付けられないでいる。。
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根本となる理論を中心に、ここから展開されるフレームワーク等、体系立った理解の礎になる。
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思考の軸をつくるために様々な示唆を与えてくれた
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ありそうでなかった本
これまで世の中の経営学に関する書籍は、フレームワークと事例紹介のMBA系のものか、古びた経営理論を表面的に紹介した学部生向けのものに二分されていた。
本書は、フレームワークの背後にある、(少なくとも従来の書籍に対しては)最新の理論を経済学、心理学、社会学といった基礎的な学問をベースに解説していく点で全く異なっている。
本書の目的とする、腹落ち感は少なくとも私については、完全に達成できている。
既存の経営学に関する書籍に対する理解も深まるだろう。