これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ちょーっとだけ一昔前を感じる、昔ながらのビジネス本◎大切なのは、やっぱり基礎の部分でした!
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    リクルート→livedoor→LINE→ZOZO
    日本的な大企業から外資系、ベンチャー企業を渡り歩く中でわかった、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項。
    それは結局、新人時代に教わった仕事の基本でした。
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    読んでて、一昔前の、パワハラとかモラハラとかがなかった時代のビジネス書みたいなイメージがすごくて、若者には刺さらないだろうな~悪しき風習ぽいな~と思ってしまった。笑

    ただ、昔ながらのマナーも何か理由があったからこそ生まれたのかもしれない。
    腹が立つなと思っても、それをやって気に入られるならやった方がいいし、損するわけじゃないなら昔のマナーを守るのもよいのかもしれない。

    それが無意味であると自分が感じたのであれば、下にはやらせない!と思うのは大切なのかなと。
    まだ私たちが関わる上の人たちっていうのは、こういうのが好きな人、多いですもんね〜。笑

    「礼儀よく「感じよく」はビジネスの基本である!

    ##

  • 旅行時の電車のお供として購入しました。

    日々の業務に追われて忘れやすいが大切な事が語られています。
    著者と年齢が近い中年ですが、転職に向けて良い復習ができました。

    昭和な泥臭い記載への否定的なレビュー多くありますが、私は著者と否定的なレビューはどちらも正しいと思います。

    昭和なやり方に対する否定的なレビューで主張されていることも理解できます。
    しかし、まだまだ泥臭い部分が大事にされている場合は少なからずあります。
    そして、この状況が大きく変わる可能性は低いです。
    (変われるのであれば、とうの昔に変わっているのではないでしょうか?)

    内容に否定的でも、昭和なやり方をする方々と不要な摩擦を生まないようにするヒントは得られると思います。

    大事な時間を使って読んだ本を否定的なレビューのみで終わるのはもったいないと思います。
    内容自体に共感はなくても、今後の生活の質を向上させる教訓を獲得することできると思います。

    最後に個人的な評価として、お金を出してまで買わなくても良く、図書館で借りれば良い程度だったという気持ちを表明し、本レビューを締めくくりたいと思います。

  • ・夕方に残業を頼まれた時は、それが今日やらなくてはいけないのか尋ねる。自身のワークライフバランスとの兼ね合わせ。
    ・仕事を依頼された時には目的と期限、それに制約条件(使える費用、動員可能な人材など)を聞く。この時目的は受注とは限らない。
    ・上司への質問はYes/Noで答えられるクローズドクエスチョンで。この時自分なりの仮説を持つことが肝要。
    ・大切なのは「言葉」よりも「文脈」と「関係性」。役職が上にいくほど、「誰が言ったか」という文脈が重要になってくる。
    ・決定されるまでは自由に議論していいが、結論が最終決定されたらその結論には従う。
    ・議事録は誰かの目線で何らかの意図をもって書かれている文章。
    ・事前ヒアリングである「根回し」を適切に用いて、自身の通したい意見を通す工夫をする。この時、他人の意見を気にする人ほど後回しにするのが基本。(?)
    ・現場や窓口となる人のメンツを考えて、情報伝達の順番を構築する。
    ・チームとしていい結果を出すことを考えれば、「比較優位」で全体として良くなる方向を目指せる。平均してできるより、得意な部分を伸ばしていく。
    ・会社やチームに「相対的に欠けている部分」を探し、「自らが補えそうな部分」を見つける。発見した点を伸ばして自分がどういうスタイル・強みで貢献していくのかを考える。
    ・仕事においてロジックは一つの材料に過ぎない。

  • フリーマガジンのR-25を立ち上げ、livedoorやLINE、ZOZOといった名だたる企業経歴を持つ著者の、よくあるお行儀のよい教科書とは違う、ぶっちゃけベースで語られる会社員の教科書。つまらないプライドに左右されることや時代や感覚の違いを言い訳にすることなどダサい上面で仕事をするのではなく、プロフェッショナルとしてどのようにあるべきかや、ビジネスパーソンとして損得勘定を正しく行えるか、といったことが一貫した姿勢で書かれています。一例としては、ビジネスシーンにおいて、おしゃれや自分らしさを優先した服装をする人や、反省の場で派手なスーツを着てしまうような人に対し「服装くらいで損をするのはもったいない。中途半端なこだわりでマイナス評価を受けるのは避けたほうが「お得」です。ビジネス上の服装はメッセージであり、メディアです。「かっこいいかどうか」が問題ではありません。」といったようなもの。
    読んでみて自分と合ってるもの合いにくいものどちらもありましたが、著者の考えや信念がわかりやすく、更に、ただの成果主義というわけではなく、生身の人間としての温度感は前提としながら、感情とビジネスを切り替えているというところに好感を持てる一冊でした。新卒新入社員や若い人に向けられたものですが、正直現代に生きる人は全員が多かれ少なかれ、年齢を問わず良くも悪くも今の時代の考え方に適応しているはず。仕事観が揺らぎやすい現代人は改めて会社員・ビジネスパーソンとして矜持を取り戻すためにも、読んでみていい一冊。

  • 若手社員向けに書かれた本といいながら、新入社員でやるにはなかなか難しいことを書いているな〜でもそれ大事だよな〜という感じでなるほどなぁと思いながら読んでいました。
    昭和チックと思われる内容も多分に含み、これを部下に指導すると嫌な顔をされそうですが、是非とも理解してもらいたいばかりでした。
    特に、根回しの重要性の部分は自分でも勉強になりました。

  • ふむ

  • 人間は自分のことを理解sてもらえていると感じると安心感につながる。
    中途半端なこだわりでマイナス評価を受けるのは避けた方がお得。世の中には礼儀を大切にする人がまだたくさんいる。そういう人の扱いは楽。

  • 根回しのチャートでは出来ていないなと思うことが多かった。おじさんのメンツやポリシーを守ってあげるために手の平で転がすことをしていく。上手く立ち回る。また、知識教養は本当に沢山身につけた方が良いので日々勉強する。

  • 詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=14846

  • 新しい仕事、新しい取り組みを始めたものの何となく周りとうまくいかなかったり成果が出ない時に、信頼を高める、自己研鑽、倫理を考えるというった大事なことの本質が変わらないことを学ぶことで、正しい道を見つけるヒントを得られる1冊でした。

    【気づき】
    ・どんな仕事をしていても大事なことの本質は変わらない、この内容を社会人の始めで知っておけばという思いと、今からでも認識し直さなけければという思い
    ・一番大事なのは信頼を高めること、そのために対人関係スキルを高める+自己研鑽
    ・「倫理とは何か」考えておくことは当然のように思えるが意外と忘れ去られやすい、不祥事起きる原因、注意すべきこと

    【本の要約】
    〇ビジネスのルールその1「お金を払うお客さんが偉い」
    ・お客さんを集め、満足させ、「たくさん利益をもたらした人が勝ち」、肝心なことは利益もたらす、普遍的・客観的・唯一絶対の「正解」はない
    ・結局自分が死ぬときどう思っていたいか、正解は自分でつかむもの、選ぶものではない

    〇心構え
    ・「人並み」を目指すか「プロ」を目指すか
    同じように見える日々の中にも勝負どころある、気づいて対応できる人だけが次のステージに上がり活躍、自分で気づけたら「勝負センス」ある
    ・「単純作業」に仕事の神髄あり
    役職が上に行くほど「誰が言ったか」の方が「何を言ったか」より重要に、信頼関係が必要、「人としてどうなのか」が上に行くほど本質に
    ・「働き方・キャリア」の最適解を導く
    プロになるなら自分なりに「倫理とは何か」を考えておく、葛藤のない仕事はいずれ機械化される、生身の人間が責任引き受けて結論決める仕事に価値ある

    〇対人関係
    ・「伝え方」次第で結果は180度変わる
    連絡手段は「組み立て」の問題、相手想像しながらいかにプラン組み立てるか、1つの正解はない、どのタイミングで送るのがベストか考える、具体的な主語抜きの「べき論」はビジネスの世界では何も言っていないに等しい、「誰が」「何をするのか」を明確にするのが基本
    ・「根回し」抜きに大きな仕事はできない
    本当に実現したい理想あるなら仲間増やす必要ある、ビッグビジネスでお金必要なら根回し必要、陰口は一周して自分が損する、相手もイヤな思いし、自分も評判下げる、上司に言いたいことあるなら直接「悪口」言う方がマシ
    ・「社交スキル」は一生モノの武器に
    誰に対してもナメた態度とらない、相手と自分の立場がいつ入れ替わるかわからない、そういう想像力持っておく、特にこれからは人材の流動性高い、あらゆるものごとはすべてどこかでビジネスにつながっている、ほとんどすべての人間の活動は経済活動、何かに興味持ったらビジネスの面から光当てるクセを
    ・「トラブル対応」は鮮やかに
    怒りにどう対処するか、怒り続けられるのは長くて1時間、グッと聞いておいて、怒りのエネルギー霧散させる、ただしトラブルのお詫び対応は迅速に

    〇自己を高める
    ・「情報収集」で自分のオリジナリティつくる
    インプット完璧にしようとしても情報は日々どんどん増える、何らかの仮説や目的意識持つ、「現地・現場・現物」に触れる、身体感覚伴った情報大事に、体感積み重なると直感的にものごとわかるようになる、現場にこそ価値ある情報埋もれる、フットワーク軽く
    英語は最低でも「読める」レベルの習得を、インターネット上の膨大な知識の9割は英語、ほとんどの英語の記事は大して難しくない、わからない単語は辞書引けばよい、高校レベルの英語力あれば読める、日本のことを英語版のウィキペディアで調べるといろんなことわかる
    ・「経済・法律・歴史」はビジネス世界の共通言語
    ビジネスをやるにはゲームのルール知っておく必要ある、B/S、P/Lはビジネスにおける点数計算のルール、投資がB/S、P/Lにどう影響するかという観点で話す
    ・「パフォーマンス」をさらに高める
    「体は資本」という言葉どおり食事・運動・睡眠に気を使う、快適で落ち着いた心身の状態保つことは広い視野持ってまともな判断する土台として大事
    プロになりたいなら「拡大均衡」で考えるクセを、大きく使ってその分稼ぐ、費用体効果の説明は必要、結果へのアカウンタビリティ持つなら経費使う

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著者プロフィール

田端信太郎(たばた・しんたろう)
オンラインサロン「田端大学」塾長。1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン「R25」を立ち上げる。2005年、ライブドア入社、livedoorニュースを統括。2010年からコンデナスト・デジタルでVOGUE、GQ JAPAN、WIREDなどのWebサイトとデジタルマガジンの収益化を推進。2012年NHN Japan(現LINE)執行役員に就任。その後、上級執行役員として法人ビジネスを担当し、2018年2月末に同社を退社。その後株式会社ZOZO、コミュニケーションデザイン室長に就任。2019年12月退任を発表。著書に『これからの会社員の教科書』『これからのお金の教科書』『部下を育ててはいけない』(SBクリエイティブ)、『ブランド人になれ!』(幻冬舎)他。

「2021年 『これからの会社員の課題図書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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