恋する竜の島 (HertZ&CRAFT) [Kindle]

著者 :
  • 大洋図書
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感想・レビュー・書評

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  • 千年を超えて愛を捧ぐ竜と人間たちの話。

    黒竜編では黒竜の生まれ変わりが黒竜時代の恋人を探すお話。
    竜と契った者に移る竜痕を探して色んな女性を脱がしていくのはコメディもの。
    しかしすーぐそばにいた舎弟が元恋人だったという。
    コメディ要素が強いんだけど、黒竜の息が嵐を呼んでしまうため千凪と会う時は息を殺して接しており、千凪の名前を呼ぶために、愛を言葉にするために人間になりたいと願う黒竜。なんとも切ない設定…。
    生まれ変わる千年を一瞬と捉える黒竜と戸惑う千凪のすれ違いが切ない。
    再会するも、明るいキャラクターのようで千凪ではなくなってしまっている自分を出せずにいる靖臣も切ない。
    まあくっついたあとはエロエロなんですけどね?(笑)

    白竜編では白竜様は白竜のままだし事業もしているしもうハイスペック通り越しています。(笑)
    記憶のない生まれ変わりは竜痕はあるものの妹の医療費と引き換えにカラダを差し出しているという設定。
    記憶がなくても少しづつ惹かれていき、最終的には記憶も思い出してくっつくのだけども。
    とりあえず初めましてでカラダを求めてきた白竜が一途で実は過去に抱いたことがなかったりのギャップが萌えポイント。
    前世は想いだけで繋がって契っていたのですね…
    虹野のツンデレ具合もかわゆいので見ていて微笑ましい。

    エロコメディとシリアスの割合がとても良いです。
    説明台詞より描写で判断するような内容も多いので何回か読み返して噛み砕いて理解するようなところもあったり。
    全て読んだ後にカバー裏を確認すると靖臣と白竜の独白がね、最高なんです!!
    本当に結ばれてよかったです!! 

  • 黒龍と白龍それぞれの恋の話。
    タイトルがポップなのに、内容割と重いんじゃね?という、人間の好きな人の為に千年かけて人間に生まれ変わって同じく生まれ変わってる筈!って恋人探しまくる黒龍と、千年以上ひたすら生まれ変わりを待って探して願い事叶えてあげてエッチもできないまま死なれてを繰り返す白龍って、暗く重いテーマの筈なのにこの作者さんの独特のリズムでせつなさとして読めるのがさすが。
    でも単行本一冊で二人の話だから、一人一冊読みたかった…編集の都合だろうけど。

  • 不思議な話。
    普通に竜の化身である人間いるし、みんな竜だと知ってるしー。生まれ変わりを探してる年数のけなげさは可哀想になってくるほど。

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