患者になった名医たちの選択 (朝日新書) [Kindle]

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  •  医師とは患者のさまざまな病気を治す立場です。しかしもちろん医師も人間なのでいつ病気を患ってしまうかわかりません。もしかしたらその病気のよってその後医師として働くのが難しくなるような状況に陥るかもしれません。この本では実際にそのような状況になってしまった医師たちがとった選択について知ることができます。
     この本は18人の大病を患った医師が紹介されており、その病気は癌やALS、網膜色素変性症、白血病など様々なものがあり、外科医でありながら体が中指しか動かなくなってしまったり、目が全く見えなくなってしまったという人もいます。しかしその18人はそのような絶望的な状況におかれても絶望して諦めずに自分が医師として患者の役に立てる方法を探したり、障害を背負った状態でも活躍できる新しい分野を見つけて仕事を全うしています。またほとんどの人が自分の闘病生活の経験や患者の立場になってはじめてわかったことなを治療に大いに生かしています。
     自分は将来医者志望なのですが、病気になってしまったときにこの本で紹介されているような名医たちのような選択や行動をとるのはとても難しいことだと思いますが、この本から学び取るべきことは多かったです。

    所蔵: 本館2階学習室(新書) 080||As||755 -
    よぎ

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著者プロフィール

ジャーナリスト。読売新聞記者を経て、医学・医療、科学・技術分野を中心に執筆多数。国際基督教大学教養学部理学科卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修士課程修了。専門は医療政策学、医療管理学。著書に『新薬に挑んだ日本人科学者たち』『慶應義塾大学病院の医師100人と学ぶ病気の予習帳』(講談社)、『iPS細胞はいつ患者に届くのか』(岩波科学ライブラリー)などがある

「2018年 『世界を救った日本の薬 画期的新薬はいかにして生まれたのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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