鳥の歌いまは絶え (創元SF文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 詩の様な淡々とした文章の中に、深刻かつ壮大なテーマが描かれているのが印象的でした。

  • 最終的にマッドマックス怒りのデスロードになった。主人公が若い女の子捕まえて妻にしてるラストで、いまの時代として評価するならちょっと微妙では…というか。2章目までで止めた方がよかったのではないか。

  • パンデミック後に生き延びた人間。
    小さなクローンのコロニーで異端になった子供。
    共同体を優先するクローン達の衰退と異端の多様性が子孫を増やすまで。
    多様性がたった一人だけれど、3.40年前のSFにはよくあった。奇形児や超能力者が迫害を受けて村の外に出てみると仲間が繁栄しようとしている。本書では仲間はいないが。
    元々近親相姦では奇形児になりやすい事は知られているし,クローンが徐々に創造性をなくしていく設定もありそうに思える。
    多様性を認める文化がなくなると衰退が始まるという設定は現実世界に多々あるように思う。

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著者プロフィール

1928年、オハイオ州に生まれる。1956年のデビュー以来、SFを中心に、ファンタジー、ミステリなどを数多く発表。1977年、長篇『鳥の歌いまは絶え』でヒューゴー賞、ローカス賞を共に受賞。『カインの市』『クルーイストン実験』『杜松の時』(以上、サンリオSF文庫)などの長篇のほか、短篇も数多く邦訳され、本書表題作「翼のジェニー」はことに高く評価されている。創作活動のほか、小説家志望者のためのワークショップの運営もしている。

「2016年 『翼のジェニー ウィルヘルム初期傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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