- Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
世界のさまざまなセックス事情、夫婦関係(法律の面や監修の面)を紹介している。
有名な結婚の形では、フランスでは死人と結婚できるというものや、キルギスの誘拐婚(女性をさらってきて結婚する)など、ほかにも聞いたことも考えたこともないような結婚の形、家族の形、夜這い、が紹介されている。
そのような形になった歴史なども説明されているが、ジェンダーや人権の問題などにもう少し踏み込んであれば、より良い本になったかなあと感じた。
それでも読むだけで視野が広がるし、単純に面白い。
この本を読んで実践すること: 芸能人の浮気や不倫にいちいち反応しない。笑 -
世界の性習俗。杉岡 幸徳先生の著書。性習俗は奥が深い。世界には日本ではとても考えられないような性習俗がある。現代は多様性の時代。性習俗の多様性を認めて性習俗の多様性を受け入れることが求められている。自分の常識とは違うからといって他の地域や人の性習俗を否定したり非難する資格なんて誰にもない。学校での性教育の一環として世界の性習俗を紹介するのも今の時代には合っているかもしれないなんて思いました。
-
■日本が一夫一婦制になったのは1898年。それまでは妾も二等親という身内のうちに数えられていた。
・一夫一婦制を強制しているのはキリスト教文化圏くらいで世界的には極めて特殊なもの
・一夫一婦制の社会はわずか18%
・もともと一夫一婦制度(単婚)というものは非常に稀で不自然なもの
・霊長類で一夫一婦制なのは10%
・哺乳類ではわずか3%
・世界の238の人間の社会で一夫一婦制しか認められていない社会は43、わずか18%。82%の社会が多婚制を認めている(G・P・マードック) -
タイトルと各節サブタイがエロ雑学感あって興味本位で読みだしたが、思いのほか自分が思い込んでいた”常識”を根底からひっくり返してくる本。