終末のワルキューレ 6巻 (ゼノンコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • おもろ〜

  • 4000年前のラグナロクで神に立ちはだかるためゼウスの血を飲んだヘラクレスは人間から神になryも、人間を守る決意
    ジャックを追い詰めるも両腕切断

  • 以前レビューで人類側の英雄の人選がFGOに影響されてる……と見たが、そんな感じはすごくする。真偽がわからないので個人の感想だが、ジャック・ザ・リッパ―は見た目新宿のアーチャーで中身がリッパ―だよね。
    この作品というか作者の特徴として、贔屓の英雄のエピソードを盛ったり都合が悪いことはナシにするのが挙げられる。今回はヘラクレスVSジャックの異色対決だが、ヘラクレスの幼少期のエピソードのなどは大幅に改変されてる。ネタバレしてしまうと、彼はゼウスの息子でも先天性の半神半人でもなんでもない。
    最初は皆に馬鹿にされる貧弱な坊やだったのが、人間を守りたい正義感と使命感に目覚めて……という展開。
    改変では切り裂きジャックも負けず劣らず。そもそも正体不明の殺人鬼に改変も何もあったもんじゃないという向きもあろうが、厨二全開の特殊能力持ちとなると話は別。
    ジャックはもともと人間の感情が色で見える特殊能力を持っていたとされ、こうきたかー!となった。
    対決の行方自体は19世紀ロンドンのセットの中で行われ興味深い。
    ギミックを駆使してヘラクレスを追い詰めるジャックとそれを圧倒的筋肉で跳ね返すヘラクレス、これまでとは正義と悪が逆転した戦い。
    ヘラクレスが少年漫画主人公的熱血正義感の持ち主なら、ジャックはダークヒーロー。身も蓋もないことを言えば悪役だ。気分的にはヘラクレスを応援したいのだが、なんとなくジャックが勝ちそうな予感がする。ひねくれた展開好きそうだし……仮に予想があたっていた場合、人類側は拍手喝采できるのだろうか……
    また、観客席の掛け合いにも注目。ホームズの作者のアーサー・コナン・ドイルと劇作家シェイクスピアのレア共演はテンション上がる。今回の試合が行われなければ、切り裂きジャックの正体は全人類の謎とされたまま永久に闇に葬られていたのか……と感慨深い。

  • 最新刊。
    切り裂きジャック誕生秘話。
    こういうのは、わりといい話にされたり、悪事の裏に隠された正義があったりするのが多いが、今のところは純粋に悪でよい。
    裏切られたから悪になったというより、恐怖の色が美しかったから、またその美しい色が見たいから悪をおこなう。
    純粋な悪である。
    故にヘラクレスを応援したくなるよなあ。
    どうしたって。
    どんでん返しあるのかな。
    次も楽しみである。
    それにしても相変わらずハチャメチャでよいなあ。

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著者プロフィール

アジチカ: 『嶌国のスバル』(講談社)作画担当(カトウチカ名義)。高い熱量を持つ絵柄は読者の心を熱くする。小5男子を心に飼っている。

「2020年 『終末のワルキューレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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